しばらくぶりです・。・。・
今月に入って最初のレッスンはお休みをさせていただきました。以前から 入退院を繰り返していた母が急遽してしまってあまりにも突然の出来事にまだ受け止められずにいる情けない わたしです。母のことを書き出すと時間がいくらあっても足りません。わたしの母は 最期までわたしを応援してくれました。母は偉大な母でした。母の口癖は『あなた達に 迷惑をかけたくない』ということと『がんばんなさいよ。お母さんはいつも あんた達を応援しているからね。』『石の上にも3年なんだからね。一所懸命にやって それでダメなら仕方がないけど努力もせずに諦めるのなら最初からしないことよ。』母は本当に最期までわたしと妹 そして父に迷惑をかけませんでした。わたしがいかに忙しいかをよく理解してくれていた母は妹や孫には 毎日のように電話をしていましたがわたしには ほとんどしてきませんでした。そして その死に至る手術のときもわたしには 知らせてこなかったのです。病院から 母の意識がないということの電話があって 初めて手術の日だったんだ。。と思い出した恥ずかしい娘なのです。意識がなくなってしまった母でしたが母の心臓が止まったのは昏睡状態に陥ってから3日目でちょうど わたしのレッスンが休みの日でした。今月の頭の連休の時だったのでわたし自身もたまには ゆっくりしようかな。 と考えていたとこだったのです。病状が長引くわけでもなくあっけなく逝ってしまいました。本当に最後まで 私達に迷惑をかけずに勝手に一人で逝ってしまいました。わたしは母の足をベッドの上で生まれて初めて撫でました。母の頭も生まれて初めて撫でました。母の手も これまでは何となく恥ずかしくて握ったこともなかったけどごつごつして 細くなってしまった指を自分の指と絡ませました。でも・・でも母は何も言ってくれない。普通ならきっと 『智子ちゃん あんたの指は綺麗やね。お母さんの指はもうしわくちゃ。』って笑って言います。わたしの指は綺麗でも何もなくてかっこ悪い指です、でも 母は絶対に褒めてくれるのです。本当に悲しいです。母は病気の痛みや苦しみから開放されたんだ。。そう思うことが唯一の慰めです。母がわたしに 仕込んでくれた音楽の技術。一生の宝ものです。だから大切にします。この宝物を大切にして多くの子ども達に届けていきたい。今のわたしにできることかな・・・母は出世払い とよく言って大人になっているわたしに楽器を買ってくれていました。ピアノ 2台エレクトーン 2台チェロ そして 住宅事情で手放しましたがグランドピアノも買ってくれました・・・それまでもピアノの買い替えエレクトーンの買い換えで多くのお金を使わせてしまっています。子供たちのためにお金を使い 自分のためには使わずに・そんな母でした。母の言葉が今は生きています。母の子どもとして生まれてきて 本当に感謝しています。親の後ろ姿をみて子は育つ という言葉は真理だと思います。これを読んでくださった多くのママ・・子ども達は見ていますよね。ママの優しいまなざし自信を持ってがんばりましょうー!!わたしもまた頑張ってまいります