2006/11/11(土)23:17
パスピエ・オースティン
昨日のコンサートは本当に楽しめました。(^^)
会場の8割は女性。しかも高額納税者の雰囲気がしました。(私が平均を下げました)
コンサートの始まる前の静寂が怖いほどでした。
シューベルトは、ベートーヴェン以上、シューマン未満の揺らぎの中でぺダリングを駆使した、楽譜に忠実な感じでした。最近、ダンベルト氏が軽快なシュベルトを見せてくださいましたが、ウェット系の雰囲気です。
シューマンのフモレスケは、第二部(abca形式)aの軽くそわそわした形式の後のbcで崩壊チックになってしまい、cの和音あたりでちょっと白くなってしまってたのが、残念です。
これも、もしかしたら・・・と思うのですが、前列の方でちょっと失礼なご婦人がいて、1曲目のシューベルトの時にかなり響く咳を連続でしており、その後その付近では、鞄についた鈴の音が聞こえてました。また、私の前の男性は頭を揺らして聴いていました。
(--;)ただでさえ、耳の肥えた大学関係者+老若男女の門下生がいるなか、かなりの厳しい空気ですのに、気の毒でなりません。
ブラームスのワルツは、独特の空気感があって、特に14曲目の嬰ト長調の変則的リズムの嵐が魅惑的でした。
中でも一番感動したのは、リストのオーベルマンの谷でした。
主題提示→8分音符→32分音符トレモロ(その他モロモロ)と続きますが、パワフルな長い盛り上がり
が圧巻ですね。同時和音の厳しい美しさはなんともいえませんでした。
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さて、今日ですが、朝も早くから高等学校見学へ行ってきました。
息子と友達も一緒です。
学校の校長、副校長が情熱的な説明を展開してくれました。
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どらみさんのブログの11月4日の薔薇、パットオースティンの美しさが心に残り、なんとなくパスピエを弾いたら、こんな感じに間違ってしまいました。(^^;)
「パスピエ・オースティン」です。
綺麗な花には、トゲがあります。
ちなみに。。。私の頭にも2本トゲが。。。(?!)