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デカルトの密室デカルトの密室

 AIコンテストに参加したロボット工学研究者の尾形は十年前に死んだはずの天才科学者フランシーヌ・オハラと再会する。
 その後、尾形は何者かに密室に幽閉され、フランシーヌは尾形が開発したロボット・ケンイチに射殺される。
 AIをもつロボットは自由意志で殺人を犯したのか・・・。

 題名から連想できるとおり、哲学的なテーマの作品で、決して読みやすくはありませんでしたが、「力作だなぁ。」と感じました。
 「ぼく」と言う自分を表す人称が複雑に入り組んで使われるため、「ぼく」が「誰か」を理解するのもややこしくて、ストーリーを追うことさえ難しかった。

 自分とは何か、意識とは何か、自由意志とは何かを問いかけ、ロボットも意志を持ち得るかを追究する著者の頭脳に、小生はついていけない感じ・・・。
 作中にもアシモフの名が出てきますが、アシモフの三原則ぐらいが小生には口に合います。


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■日本 冒険・ミステリー感想リンク
◆横山 秀夫 (著) 「顔」
◆横山 秀夫 (著)「クライマーズ・ハイ」
◆横山 秀夫 (著)「看守眼」
◆横山 秀夫 (著)「真相」
◆横山 秀夫 (著)「動機」
◆横山 秀夫 (著)「半落ち」
◆横山 秀夫 (著)「臨場」
◆宮部 みゆき (著)「理由」
◆東野 圭吾 (著)「殺人の門」
◆東野 圭吾 (著)「片想い」
◆高嶋 哲夫 (著)「ミッドナイトイーグル」
◆瀬名 秀明 (著)「デカルトの密室」
◆服部 真澄 (著)「GMO〈上〉〈下〉」
◆福井 晴敏 (著)「6(シックス)ステイン」












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Last updated  2007.07.02 16:52:42
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