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カテゴリ:日本冒険・ミステリー
半落ち
アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた現職警察官・梶聡一郎。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。 連作小説風の長編で、言わずと知れたベストセラー。 図書館利用を決め込んでいる小生はやっと手にすることが出来た、いまさらながら本作に酔わせていただきました。 さすがに読ませます。 静謐で澄んだ警察小説です。 作中「人生五十年」という言葉が出てきますが、だんだんその時が近づいてきた中年にはたまらない作品。 映画の寺尾聡さんの「目」を思い出しながら読み終えました。 どういっていいのか「爽やか」でもないし「ツラい」でもない、何とも言えない読後感。 誠実に50歳を迎えられるように生きていたいなぁ。 火星ノンストップ 伊坂幸太郎(著)「死神の精度」 ◆横山 秀夫 (著) 「顔」 ◆横山 秀夫 (著)「クライマーズ・ハイ」 ◆横山 秀夫 (著)「看守眼」 ◆横山 秀夫 (著)「真相」 ◆横山 秀夫 (著)「動機」 ◆横山 秀夫 (著)「半落ち」 ◆横山 秀夫 (著)「臨場」 ◆宮部 みゆき (著)「理由」 ◆東野 圭吾 (著)「殺人の門」 ◆東野 圭吾 (著)「片想い」 ◆高嶋 哲夫 (著)「ミッドナイトイーグル」 ◆瀬名 秀明 (著)「デカルトの密室」 ◆服部 真澄 (著)「GMO〈上〉〈下〉」 ◆福井 晴敏 (著)「6(シックス)ステイン」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.02 16:51:41
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