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カテゴリ:日本冒険・ミステリー
殺人の門
直木賞をようやく(?)受賞した、東野 圭吾氏の長編。 小学校時代からのつき合いだが、いつも騙されて酷い目に遭ってきた男に対する主人公の殺意。 しかし、あと一歩踏み出せず、何度も丸め込まれてはそのたびに人生は悪い方へと流され狂わされていく。 主人公は、これでもかと言うほどに、男にはめられて惨めな人生へと歩まされていく。 読んでいてイライラするほどです。 この時点で、僕は東野 圭吾の術中にはまってしまっているわけです。 今更、東野 圭吾を賞賛しても、誰も驚かないけれど、それでも面白いから賞賛せずにはいられません。 この作品は、面白い。 父子二代にわたって、成功から遠ざかっていく主人公の人生は、いつ狂い始めたのか? このあたりが、組木細工のように周到に構成されていて、東野 圭吾の筆力に脱帽です。 こういう本があるから、読書はやめられません。 ヴィダルサスーン マイナスイオン・ストレートドライヤー【税込】 VSD-1210-V [VSD1210V]【でん... ◆横山 秀夫 (著) 「顔」 ◆横山 秀夫 (著)「クライマーズ・ハイ」 ◆横山 秀夫 (著)「看守眼」 ◆横山 秀夫 (著)「真相」 ◆横山 秀夫 (著)「動機」 ◆横山 秀夫 (著)「半落ち」 ◆横山 秀夫 (著)「臨場」 ◆宮部 みゆき (著)「理由」 ◆東野 圭吾 (著)「殺人の門」 ◆東野 圭吾 (著)「片想い」 ◆高嶋 哲夫 (著)「ミッドナイトイーグル」 ◆瀬名 秀明 (著)「デカルトの密室」 ◆服部 真澄 (著)「GMO〈上〉〈下〉」 ◆福井 晴敏 (著)「6(シックス)ステイン」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.02 16:47:13
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