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2007.02.11
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カテゴリ:日本文芸一般

ニューヨーク地下共和国(上)ニューヨーク地下共和国(下)


■ストーリー
 ニューヨークで9.11事件に遭遇した梁石日が描く長編小説。
 同時多発テロ直前に9月11日は外出するなと警告を受ける登場人物。
 9.11の情報を事前に知るものがいた。
 そして、自由の女神が破壊され、ブルックリン橋が倒壊するなどテロは果てしなく続く・・・。
 現実の9.11事件を起点に、野望・欲望・陰謀渦巻くフィクションをからめ、超大国アメリカの暗部をえぐる超大作。

■感想など・・
 上下巻で約900頁の大作はスケールの大きいポスト9.11小説でした。
 文学の香りと、エンタテインメントの融合した巨編です。
 マイケル・ムーアあたりがブッシュ政権をさかんに追及していたが、本作も政権の傲慢さや矛盾を炙り出します。
 この作品はフィクションの体裁を取っているので、大統領はブッシュではなくフォスター、フセインはアーメドといい、ビン・ラディンも別名
 名前は変えても現実そのもの。
 小説舞台ではテロは9.11で終わらず、アフガンやイラク戦争が更なるテロの引き金になり、自由の女神破壊などニューヨークを襲い続けます。
 作品中のテロリストは単純にアルカイダだけではありません。
 イラク戦争などにより新たなテロリストが生まれ、アメリカ国内はテロを取り締まる「愛国者法」により民主主義が色あせていきます。
 イラク民主化のために、米国内の民主主義が失われていくという矛盾。
 この小説は、野球に例えるなら「荒れ球」です。
 ボールはどこに飛んでいくのか分からないがズシリと重い剛球です。

 そして、ストーリーには救いがない。
 著者の思いがうかがえます。

 現実にイラクでは毎日数十人から百人以上の死者がでる爆弾テロが続くことを思うと、「戦争屋」への怒りを著者と共有します。
 イラク戦争は誤りです。
 一部の軍需産業やエネルギー産業の関係者以外は誰も幸せになっていない。
 「戦争屋」による「戦争屋」のための戦争です。
 とにかく荒々しい感情に満ちた本編に圧倒されました。





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Last updated  2007.06.27 21:17:47
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