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カテゴリ:日本冒険・ミステリー
ダイイング・アイ
■内 容 バーテンの雨村慎介は、店を閉めた直後に襲われた。 命には別状はなかったが、以前起こした交通事故の記憶が抜け落ちてしまった。 しばらくして、慎介を襲った犯人が自殺し、死亡した交通事故被害者の夫だったことが判明する。 これを知った慎介は、交通事故のことが気になり記憶をたぐるためにを調べをはじめるのだが、死亡した被害者らしき女性の影が現れ・・・。 ■感想など 「小説宝石」で約8年前に連載された小説 「ガリレオ」のヒットで売れることが確実な東野圭吾本だから、眠っていた作品が07年になって単行本化されたのかな。 -◆- で、「幻の傑作がついに解禁!」という惹句が付いているます。確かに面白いけど、東野圭吾の作品の中では「幻の傑作」と言うほどではなく、平凡な部類。 軽い読み物だと考えた方が期待を裏切られることはないと思います。 -◆- 冒頭、自転車に乗った女性がクルマと壁にはさまれ押しつぶされて行くシーンがあるのですが、これが総てに関わる伏線。事故は、自転車に接触した自動車と、この1台目の自動車を避けるためにハンドルを誤り結果的に女性を轢死させた2台目がからむ多重事故。 この舞台立てがパズルとなって不思議なサスペンス物語を構成します。 このパズルはさすがによくできています。 -◆- 少し超常的な雰囲気もあって面白くて読みやすい一冊でした。探偵ガリレオ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.31 13:37:18
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