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 宝島社の「このミステリーがすごい」2009年版で『黒百合』が”国内7位”にランクされていた作家の多島斗志之さんが、自殺をほのめかす手紙を残して失踪というニュースに驚きました。
 今朝(12月25日)の朝刊にも、氏の作品『クリスマス黙示録』の広告が載っていたのに・・・・。

 小生は、多島斗志之さんの作品は、『黒百合』ただ1冊しか読んでいないのですが、無事を願う気持ちを込めて感想を書かせて貰います。


多島斗志之(著)「黒百合」★★★★★

黒百合

■内 容

 「六甲山に小さな別荘があるんだ。下の街とは気温が八度も違うから涼しく過ごせるよ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。一彦という名前だ」父の古い友人である浅木さんに招かれた私は、別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で「この池の精」と名乗る少女に出会う。夏休みの宿題、ハイキング、次第に育まれる淡い恋、そして死―一九五二年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年たちを瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。 【内容情報】(「BOOK」データベースより)

■感想など

 小生、学生時代、一夏泊まり込みで『六甲オリエンタルホテル』のバイトをした経験があって、六甲山の香りがしっかり記憶に焼き付いています。
 だから、六甲山が舞台となった多島斗志之氏による「黒百合」を読んだとき、みごとなまでに、”六甲山の清涼な空気”が書き込まれていることに驚きました。
-◆-
 決してミステリ色の強い作品でもないし、波瀾万丈の展開があるわけでもないのだけど、しっとりと胸に滲みてくる静かで美しい傑作です。

 本作を今年の2月に読んでから少し時間が経っているので、大雑把な感想になりましたが、とにかく気持ちの良い読後感が印象的でした。

 どうか、ご無事で・・・。






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Last updated  2009.12.25 09:32:57
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