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子育ちパパBook・Trek

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全8件 (8件中 1-8件目)

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その他、エッセイなど

2010.08.12
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 夏休みにあたって、我が息子(中1と高2)に読ませようと『45分でわかる! 14歳からの世界金融危機。 サブプライムからオバマ大統領就任まで。』を図書館で借りてきました。
 まずは、味見のために小生が先に一読・・・。
 池上彰さんの語り口そのままに、優しく丁寧にサブプライムローン問題以降の世界経済の危機が解説されておりました。
14歳からの世界金融危機。

14歳からの世界金融危機。

価格:800円(税込、送料別)


続きの感想は、
ご面倒ですが下記をクリックして
拙ブログの「別館」でご覧になってください。


「14歳からの世界金融危機 」感想


 都合で、”楽天ブログ”から、 FC2ブログ『 子育てパパ BookTrek(P-8823) http://p8823.blog134.fc2.com/へ引っ越しました。

 よろしければ、新天地でもおつきあい下さい。(現行ブログは、少々使い勝手が、アレでして・・・・。)






Last updated  2010.08.12 16:16:36


2010.01.15
 本川 達雄(著)「ゾウの時間ネズミの時間」と「時間―生物の視点とヒトの生き方」を読みました。

■内容(「BOOK」データベースより)

『ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学』
 動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さが違ってくる。行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず同じなのである。本書はサイズからの発想によって動物のデザインを発見し、その動物のよって立つ論理を人間に理解可能なものにする新しい生物学入門書であり、かつ人類の将来に貴重なヒントを提供する。

『時間―生物の視点とヒトの生き方』
 生物学的時間。この新しい時間の見方を使って現代社会を眺めて見ると、現代の抱える問題がはっきりと見えてくる。本書はいま人がウンと言える新たなる行動指針や倫理を求め、時間やエネルギーを軸に、生物としてのヒトに無理のない生き方、社会のあり方を探究する。

■感想など

 NHKの『爆笑問題のニッポンの教養』(2009年11月24日放送分)~「ナマコ権威 本川達雄」で、著者を初めて知ったのですが、凄まじくユニークで面白かった。
 そして、本川達雄氏が語られた「体のサイズと時間の関係」「消費エネルギー(代謝)と時間の関係」に、現代社会の問題の本質を見た気がしたものですから、図書館で本川達雄氏の本を探して、この2冊を読みました。
-◆-

 『都会人のやっていることは、はたしてヒト本来のサイズに見合ったものだろうか?体のサイズは昔とそう変わらないのに、思考のサイズばかり急激に大きくなっていく。それが今の都会人ではないだろうか。体をおきざりにして、頭だけがどんどん先に進んでしまったことが、現代の人類の不幸の最大の原因だと私は思っている。(「ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学」より)』

 ゾウのような大きな動物は長生きで、ネズミのような小さな動物は短命なのだそうです。
 だけど、心拍数とか呼吸数、代謝率などを勘案すると、どうやら体が大きなゾウの生物的時間はゆったり流れ、小さなネズミの場合は時間が速く流れており、ゾウとネズミが各々体感する寿命の長さは同じだろうと著者は語っています。
 自動車に例えると、同じガソリン消費量でゆっくりと長距離を走った場合がゾウ。猛スピードで短距離を走った場合がネズミにあたるようです。
-◆-

 『現代人も縄文人も、体自体に大きな違いはなく、私たちの体のリズムは昔のままなのです。とすると、体の時間は昔と何も変わっていないのに、社会生活の時間ばかりが桁違いに速くなっているのが現代だということになります。
 そんなにも速くなった社会の時間に、はたして体がうまくついていけるのでしょうか? 現代人には大きなストレスがかかっているとよく言われます。そのストレスの最大の原因は、体の時間と社会の時間の極端なギャップにある、と私は思っています。(「時間―生物の視点とヒトの生き方」より)』

 ゾウの時間 ネズミの時間の理屈をヒトにあてはめると、どうやら縄文人の暮らしぶりぐらいが身の丈にあった時間の流れなのだそうです。
 で、多くのエネルギーを消費する生き物ほど、体内で流れる時間は早くなるらしく、人間は肉体の代謝にプラスして石油などのエネルギーを大量消費して社会環境を変化させ、生物的時間の速度を異常に速めているとのこと・・・。(例えば、徒歩や走る場合のエネルギー消費とは桁違いのエネルギーを消費する自動車・新幹線・飛行機などを用いて移動時間を短縮してる)
 このように、現代人は体のサイズにそぐわない時間環境下で生きていることにより、大きなストレスを感じてると言うのが著者の主張。

 たしかに、歌謡曲・流行歌だけをとっても、小生が若かった頃には凄まじい早口だと感じられた吉田拓郎の曲でさえ、小室以降の曲のテンポに比べたら凄くスローテンポです。

 また、人々が喋るスピードも速くなっていて、電気店の若い店員やファストフード店の店員さんの言葉が聞き取れない場合があります。

 このように、どんどん人間、あるいは社会のテンポが速くなっていると平素から小生は感じ、なにかしら世知辛いのであります。

-◆-
 とにかく、生物学者が書いた本なのだけど、人間の在り方、社会の在り方に対する示唆に富んでおり、「あぁ、そういうことだったのか」と”目からウロコ状態”になりました。

 便利なモノやサービスが増えて、時間に余裕ができたはずなのに、時間に追われる感じがすることの原因は、本川達雄氏が語る「体の時間と社会の時間の極端なギャップ」に違いないと思った次第です。

 人間は人間らしく身の丈にあったスピードで暮らさないといかんなぁ・・・と、しみじみ思います。


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「長生き」が地球を滅ぼす


大人の科学マガジン(vol.09)












Last updated  2010.01.15 21:18:14
2009.05.25

 思考の補助線
■内 容

 日々の思考に、あたかも「補助線」を引くようにして、新しいモノの見方を導く”茂木健一郎”の哲学が示される一冊。

■感想など



 下にいくつか本文から引用するのだけど、脳科学者としての”茂木健一郎”ではなく、彼が「思想家」として秀でていることに驚かされます。

-◆-
『かつて、大阪万博に『月の石』がやってきたときには、何か途轍もないものがそこにあるという予感がして行列を作った、そのような「隔絶」した世界を志向するエネルギーが低下している。』
  この1文はとてもよく分かります。
  『月の石』に、何か掴み所のないワクワク感があって、大阪万博の頃は未知への探求心というか人類が前に進むアグレッシブなエネルギーが溢れていた気がします。
 ところがバブルの頃から目先の利益に気持ちが集まり、未来への希望が希薄になり始め、『バブル崩壊』『9.11』があって、さらに『リーマンショック』があって人類が俯いて暮らしているような感じ。
 エネルギーを失い、閉塞感にうなだれる人類を”茂木健一郎”は憂い、叱りつけている。

 

-◆-
『かつて、大阪万博に『月の石』がやってきたときには、何か途轍もないものがそこにあるという予感がして行列を作った、そのような「隔絶」した世界を志向するエネルギーが低下している。』
  この1文はとてもよく分かります。
  『月の石』に、何か掴み所のないワクワク感があって、大阪万博の頃は未知への探求心というか人類が前に進むアグレッシブなエネルギーが溢れていた気がします。
 ところがバブルの頃から目先の利益に気持ちが集まり、未来への希望が希薄になり始め、『バブル崩壊』『9.11』があって、さらに『リーマンショック』があって人類が俯いて暮らしているような感じ。
 エネルギーを失い、閉塞感にうなだれる人類を”茂木健一郎”は憂い、叱りつけている。
 
-◆-
 『現代の日本の場合、「お互いに人と違ったことをやったらほめ合おう」というくらい割り切った行動規範にしてはじめて、社会が変わるくらいのダイナミクスに結実するのではないか。』
  このフレーズも大好き。
横並び社会で、足の引っ張り合いをしていても何も始まらない。
  「人と違ったこと」を誰かが始めないと、進歩や新しい成功は生まれない。
  ウイルスでさえ常に変異して人間を脅かしているのに、人類が変化を恐れているようでは情けないと小生は思うのです。
-◆-
『批評性と想像の間の関係に思いを馳せることは・・・・日本という国を容赦なく批判することは、愛国心とやらと矛盾しないどころか、自らの住むこの社会を愛する心そのものである。無批評は、愛国を劣化させるのだ。』
  批判精神を失い、唯々諾々と日常を受け入れてしまうことへの警鐘と、我が国に都合のよい意見で国家を庇い立てすることが「愛国」ではないことを明快に示す一文。
  見事な文章です。
-◆-
『凡庸の最たるものは、社会の最大公約数の無批評な受容であろう。』
  「凡庸」であることへの痛烈な批判。
  「お互いに人と違ったことをやったらほめ合おう」を違う方向からの主張。
  「MAX横並び」=「最大公約数の無批評な受容」


  ”茂木健一郎”の主張に共感したので、小生は関西で言う所の「へんこ」でいつづけたい。



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Last updated  2009.05.25 16:39:47
2009.05.05
ハーバート・クロスニー(著)「ユダの福音書を追え」★★★

 ユダは裏切り者ではなかった!
 1700年前の禁断の書「ユダの福音書」に記されたイエス最後の日々。
 発見、復元、解読を追った衝撃のドキュメント。

ユダの福音書を追え

■内 容

 1970年代後半にエジプトの砂漠の墓からひっそりと発見された1700年前のパピルス文書は、真の価値を知られることもなく古美術商の手から手へと渡り、いつしかスイス、アメリカへと流れていった。
 そして21世紀に入って学者が復元、解読を進め、この文書が本物の『ユダの福音書』---初期キリスト教文書の写本であることが判明。
 ローマの官憲にイエスを引き渡した裏切りものとされていたユダだが、実はイエス自身が、裏切りをユダに命じていたという内容だった。

 砂漠で発見された後、四半世紀に渡る数奇な運命を辿った『ユダの福音書』にまつわるノンフィクション。

■感 想

 『1700年前のパピルス文書』を巡る物語に、『ダヴィンチコード』や『インディジョーンズ』的なワクワク・ドキドキを期待して読み始めたんですが、至極真面目なノンフィクション。
 当然と言えば当然で、冒険活劇を期待する方が間違ってますね。
 とはいえ、内容は味も素っ気もなく、やや雑然としていて読み物として出来がイイとは思いませんでした。
 小生はキリスト教徒ではないので、余計にそう思うのでしょう・・・。

■御国の神秘

 イエスはユダに裏切りを命じるが、そのかわりに御国の神秘を教えるとした。
 「果てしなく広がる永遠の地だ。・・・・そこには天使たちでさえ見たことがなく、・・・あまりに広大で、目に見えず・・・・いかなる心の思念によっても理解されず、いかなる名前でも呼ばれたことのない御国がある。
 これがイエスが示した「御国の神秘」
 宗教的な概念でありながら、「あまりに広大で、目に見えず」「いかなる心の思念によっても理解されず」というフレーズからは、なぜか量子物理学の世界を連想してしまいました。
 アインシュタインが述べたように「神はサイコロを振らない」のですが、イエスが語った「御国の神秘」は、小生のような素人には掴み所のない『量子論的な宇宙』を言い当てているように感じてなりません。

■豚インフルエンザと宗教

 『1700年前のパピルス文書』はコプト語で書かれた写本。
 おそらくギリシャ語の原典を写し取ったものらしい。
 初期キリスト教時代からエジプトにはコプト語を使う少数のキリスト教の一派がいたそうなのですが、これが現代エジプトで起きている豚インフルエンザの騒動に繋がっていました。

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<新型インフル>豚殺処分に3百人抗議 警官隊発砲 カイロ 5月4日0時23分配信 毎日新聞
 【カイロ和田浩明】カイロ市内で3日、新型インフルエンザ対策として殺処分する豚の運搬で訪れたエジプト政府関係者に対し、反発した住民らが投石、警官隊が威嚇射撃や催涙弾の発射を行い、負傷者が出た。(略) エジプトでは新型インフルエンザの感染例は未報告。政府は国内の豚すべての殺処分を決定したが、国際獣疫事務局(OIE)は「不適切」と批判した。 イスラム教で不浄な動物とされる豚の飼育は、エジプトではキリスト教系コプト教徒が主に行っている。地元紙によると、同教徒の飼育業者は殺処分をやめさせるよう宗教指導者に介入を要請した。
-------------------
 
 豚殺処分に反攻する、エジプトの”キリスト教系コプト教徒”は、1700年前にパピルスに『ユダの福音書』を書き綴った末裔かもしれません。
 エジプトでの騒動は、単に豚飼育業者とエジプト政府の争いではなく、イスラム教とキリスト教の間に起きた宗教紛争という背景がありそう・・・・。

というわけで、たまたま読んだ『ユダの福音書を追え』と「豚インフルエンザ」騒動がエジプトで被るという偶然に少し驚かされました。


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原典ユダの福音書

  
天使と悪魔(上)  天使と悪魔(中) 天使と悪魔(下)












Last updated  2009.05.05 10:58:14
2009.04.26


■内 容

 速読、多読を勧める著者の読書ノウハウと、読書の大切さを伝える一冊。
  • 第1講 何をどこまでめざせばいいのか―速読・多読の目標
  • 第2講 勇気をもって飛ばし読み―二割読書法とは何か
  • 第3講 誰でも今すぐできる速読術
  • 第4講 速読上級者用プログラム
  • 第5講 速読を生活にうまく組み込んでいく方法

  • ■感想など

     『速読塾』という題名だけど、速読術を伝授するというより、多読の勧めがメインテーマで、多読するためには速読が必要だと著者は説いています。
    だから、目の動かし方など速読のハウ・ツー本だと考えない方がいいかも・・・。
     とにかく寸暇を惜しんで読書に時間を割けば沢山本が読めると主張する著者。

     小生も自動車を運転しているとき、信号待ちや踏切待ちのほんの1~2分も読書してます。(本に夢中になりすぎると、後続の車からクラクションを喰らうので気を付けています)
     また、トイレにも本を置いているし、大好きな野球中継を見ながらでも投手交代やCM中は本を読みます。

     小生は齋藤孝氏のように常に知的レベルを上げようなどと高邁なことは考えていませんけど、なんとなく空白の時間を作っちゃうことが惜しいから読書に当てています。
    -◆-
     『使える読書』は読書のハウツーのほか、AERA連載の読書コラムが再録されてる。(再録部分がこの本の大半を占める)
     このコラムは斉藤氏による書評というか書籍紹介。
     昨今のはやり本などが簡潔に紹介されていて、何冊かは興味を引かれました。
     この紹介の仕方が斉藤氏の要約力コメント力などと繋がっていると言う仕掛けになってます。

    ■ナイスフレーズ

     嫌いな作家でも、いい作品を書いている小説家の作品はドンドン読んでおくべきです。
     食べ物と同じで、いろいろな作者の作品を読んでいき、嫌いであっても理解する、食べられる物を広げていくことで他者理解が広がります。(齋藤孝の速読塾)
     興味を引かれる本しか手に取らない小生はこの文章を読んで反省!!

     私が本を素晴らしいと思うのは、著者が自分のためだけに時間をさいて、丁寧に解説してくれるからです。
     アリストテレスやドストエフスキーを家庭教師に雇おうと思ったら、お金をいくら積んでも不可能です。(齋藤孝の速読塾)
     そう考えると、スティーヴン・ホーキング博士に家庭教師をして貰ったこともあるし、東野圭吾や宮部みゆきも我が家に来てくれたってコトになる・・・・。
     こういう見方はこれまで思いもしなかった。

    ■トホホ

     読書の大切さを説く齋藤孝氏の言葉には共感するのだけど、この人は自分の意見を畳みかけてくるので少々鼻持ちならない面もありました。
     たとえば、本に3色ペンで線を引き、ポイントを抑える読書法について、
     3色ボールペンの効用について、これをやるだけで国語の力は30点ぐらいはすぐにあがるというのが僕の説なんです。
     これをやると、すぐざま「要約力」が鍛えられる(使える読書)
     と断じる部分など・・・・。

     また、齋藤孝氏の十八番である『読書力』『仕事力』『学び力』『コメント力』などなど、『○○力』というフレーズを著作のなかでも自画自賛気味なのだけど、なんとなく嫌味な感じがしちゃう。

     齋藤孝氏の『主張力』の強さにゲップが出そうな・・・・。

    ■ユニバーサル・・・

     3色ボールペンではないが、ポイントと思われる箇所がの文字が水色で表示されてる。
     水色の文字は視覚に障害のある方には見にくいんじゃないかなぁ・・・。
     最近浸透し始めたユニバーサルデザインの考え方からすると「色覚バリアフリー」への配慮が欠けているように感じました。



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    Last updated  2009.04.26 18:48:12
    2007.08.20
    カート・ヴォネガット遺作となったエッセイ集・・・読んでヨカッタ!
    カート・ヴォネガット(著)国のない男

    ■感想など
     今年(2007年)4月に鬼籍に入られたカート・ヴォネガット氏
     著者の『プレイヤー・ピアノ』『タイタンの妖女』『猫のゆりかご』『スローターハウス5』などを読んだのは大学時代だったかなぁ。
     約30年ぶりに手に取る本が日本での著者の新刊で、かつ遺作だというのは複雑な気分・・・。
     本作は、著者が80歳を超えてから書かれたエッセイだけど、みずみずしいなぁ。
     主に、今のアメリカを憂う著者の思いがシニカルに書かれていますが、思考が若々しいというかユーモラスな表現を使いながらプンプン怒ってる!
     亡くなった人を形容するには変な言い回しだけど、カート・ヴォネガット健在を印象づける中身となっています。
     著者の文明批判は手厳しい。
     化石燃料を燃やして「熱力学的大騒ぎ」をしながら文明を維持していることは、身体に悪いと分かりながらドラッグをやめられない中毒者と同じだと言うのです。
     我々は化石燃料中毒者なのだそうです。
     まったくその通りで、言い返す言葉が見あたりません。
     今年の酷暑が身に沁みます。
     後半はブッシュ批判にページが割かれています。
     著者はブッシュ大統領を「サイコパス」だと言い切ります。
     「サイコパス」とは医学用語で、人当たりは良いけど先天的に両親が欠如した人間のこと。
     「サイコパスは外面がいい、そして自分たちの行動がほかの人にどんな苦しみをもたらすかもよくわかっているが、そんなことは気にしない。というか、気にならない。なぜなら頭がイカレているからだ。ネジが一本ゆるんでいる。」とキツイ一発・・・でも、ほんの一節で、この本ではもっともっと今のアメリカを憂う言葉が書き連ねられています。
     政権中枢に「サイコパス」が多く存在することを嘆き、今のアメリカをナチスに占領されたポーランドのようだと表現しています。
     また、ボディ・スナッチャー(人間に密かに取り憑くエイリアン)に侵略された地球も例えにしています。
     本作中に「なぜノーベル文学賞を貰えなかったが分かった・・・」というくだりがあるけど、カート・ヴォネガットがノーベル文学賞を受賞していたら小生は嬉しかっただろうなぁ・・・。  (大江健三郎氏の受賞と被る気がするんですが・・。)
     さすがに80数年にわたって、モノを書き、文明や人間を考え続けた人の言葉は真実を多く含んでいます。
     架空のSF作家のキルゴア・トラウトがほんの1行登場するのもご愛敬。
     楽しくて、心に響く一冊でした。



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    Last updated  2007.08.20 17:09:44
    2007.06.29
    超魔球スッポぬけ!

     直木賞作家・朱川湊人はじめてのエッセイ集!

    ■感想など
     「超魔球スッポぬけ!」という題名から、野球少年を扱ったジュブナイルかと思い気軽に読み流すつもりで図書館で借りたんだけど、小説ではなくエッセイ集でした。
     小生が見ていた「ウルトラマンメビウス」に脚本を書き下ろした朱川湊人の「オタク」ぶりなどが伺い知れるエッセイ集。
     学生時代の文化祭の想い出など、抱腹絶倒。
     小生と世代が近い様子なので、同時代を楽しめた。
     直木賞受賞のくだりも可笑しい。
     この作家、こういう人だったんだ・・・と気付かされるエッセイ集です。
     気軽に読める一冊で、気分転換にお勧め。



    田中宥久子の体整形マッサージ(応用スペシャル編)


     ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ [2000] サルヴィオーニ

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    Last updated  2007.06.29 08:16:58
    2005.08.25
    お父さんのeメールお父さんのeメール

     夏休みもいよいよ終盤。
    例によって宿題の〆切が近づいてきた。
     小6の息子は読書感想文(1000字以上)が残っていて、
     「父ちゃん、早く読めて感想文書きやすい本知らん?」と極めて安直でシンプルな問いかけ・・・
     「どアホ!ええ加減にせい」といいながら、息子と一緒に図書館へ向かうことに。

     我が愚息は、「いい加減な性格」丸出しで、ひたすら薄くて写真や図がたくさん挿入されている本を物色していた。
     そして見つけた本が、奥田 継夫 (著)「お父さんのeメール」(ポプラ社 )

     取材で世界中を飛びまわる、旅行ジャーナリストのお父さんが、小学生の息子たちに北南米、アジア、中東、アフリカ、北極圏から送る写真付きの「eメール」が、行き着く先ごとに見開き2頁にまとめられた紀行本。
     エッセイ・紀行文なので、読みやすく、読書感想文はめでたく完了。

     こども向けの本だが、せっかく借りたから小生も読んでみることに。
     ケネディ大統領が銃撃されたアメリカ・ダラスからはじまる旅の行く先々の「自然、人々の暮らし、歴史、習慣、宗教」までが、息子達を愛おしむ父親の思いを込めて伝えられたていました。
     悪魔の果実ドリアンをおかずに食事して起こったことや中国のトイレ事情などには思わずニヤリ。
     アウシュビッツの話し、ユダヤ・キリスト・イスラム教が混然とするエルサレム、地中海で見たフリーメイソンのしるしなど歴史や世界観に関わる話しなど、あらためて勉強になりました。
     また、アンデス越えのつづら折りの道路の写真や、ベルリンのカイザーウイルヘルム教会の写真は美しく、イースター島のモアイ(なぜかモアイは空を見つめてるように見えた)、メキシコのピラミッドなど好奇心をくすぐる写真も載っていて、なかなか素敵な本です。

    東芝 マイナスイオン発生器!
    東芝 マイナスイオン発生器!






    Last updated  2005.08.25 14:57:57

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