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ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

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Jan 16, 2026
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カテゴリ:映画、テレビ
「ねえそんなことを隣で君も思ったりするのかな」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 ぼくの好きなノア・バウムバック監督さまの作品なので、迷うことなく鑑賞決定。この人は「家族」をお題とする映画をよく作るけれど、今回も同様、てか少し「仕事」寄りの設定。

 初老のハリウッド俳優ジェイ・ケリーの自分探しの物語。長いこと自分を支えてくれた家族、仕事仲間、旧友らとの関係を改めて振り返る。
 主演はジョージ・クルーニー。
 ウィキのページは https://ja.wikipedia.org/wiki/ジェイ・ケリー

 ありがちな内容の作品ではあるけれど、ぼくの感想としては「悪くはない」。せっかくフランスとイタリアに舞台を移し、プチ壮大な旅物語にも発展するのに、わちゃわちゃしてばかりでもったいない気も。

 家族そして仕事仲間って、いつも一緒にいて濃い時間を過ごしているから意見や価値観までも同じと勘違いしがち。でも表向きは良好に見えて、しかもいわゆる「あうんの呼吸」で体裁を保ってるような関係であっても、実はどちらかが遠慮したり気を遣ってたり先回りして裏で根回してるから上手くまわっているだけ。
 この映画の主人公のように、富や名声を手にし成功すればするほど、周りも気遣いに長けていき、よいしょしながら絶妙に転がせられるようになるので、結果としてますます空気の読めないおじ(い)さんができあがっていく。

 主演クルーニーさん、演技は普通にいい感じ。ただ、もうちょっと老害感を出せるより高齢の役者が演じたほうがよかったか。

 てか、ぼくはむしろ脇役の方々がもれなく素晴らしいのに感動。相棒役アダム・サンドラーはもちろん、酒場の場面でのビリー・クラダップの演技とかは特におじょーず。
 ほかにもローラ・ダーン、ジム・ブロードベント、パトリック・ウィルソン、グレタ・ガーウィグ、ジョシュ・ハミルトン、エミリー・モーティマーらが、チョイ役だけど優れた演技をご披露。





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最終更新日  Jan 19, 2026 01:38:49 AM
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