I love Salzburg

2013/03/13(水)14:59

Don't cry for me ARGENTINA !

映画・DVD(41)

~ 私のために泣かないで、アルゼンチン 私は決してあなたを捨てたりしない 自由奔放な日々を送り 私は狂った存在だったけど 約束は守ったわ だから私から距離を置かないで ~ 今朝、初めて映画『EVITA~エビータ』を観ました。 以前より劇団四季ミュージカル「エビータ」を観たいと思いつつ、未だそのチャンスに恵まれていません。 今はアルゼンティーナという気分ではないのですが、ずっと気になる存在だったエビータのDVDを思いきって借りてみました。 【アルゼンチンの田舎町で私生児として生まれたエバは、自らの美貌と色気で男性遍歴を繰り返し、その多くの男性を踏み台にして、やがて大統領夫人となっていく。 下層階級出身の彼女は、無学で貧しい労働者階級の人々の為に力を尽くす。 しかし、33歳という若さで その熱く激しい生涯の幕を閉じることになる。 貧民達の英雄としての彼女と、贅沢極まりない華やかな世界での彼女。 そんな両極端の顔を持つ彼女を、聖母的存在と慕うアルゼンチン人は今でも多いという。】 大まかなあらすじは知っていたのですが、やはり映像で見ると違いますねぇ。 民衆が彼女に熱狂的になっていく様子が手に取るように印象的でした。 現在の中国にしてもそうですが、腐敗しきった一つの大国が新しく生まれ変わろうとする時、何かしらの大きな犠牲と摩擦を乗り越えなければならないのかもしれません。 そして、その過程に生じる苦しみを一番に味わうのが下層階級の労働者なのでしょう。 彼らの気持ちを力強く代弁し、自身もシンデレラストーリーの主人公として時代の波に乗ったエビータ。 貧しい者達が彼女にのめり込んだ気持ちがよく分かります。 彼女の死を前に、アントニオ・バンデラス演じるアルゼンチンの革命家"チェ・ゲバラ"が歌う「まるでサーカスだ」。 ~ 何というサーカス! 何というショーだ! 国全体が狂いだした様なものだ エバ・ペロンという女優の死をいたみ我々は皆、気狂いのように一日中悲嘆にくれ 一晩中嘆きあかす 皆 悲しみの中に身をひたしている しかし この聖なるエビータは誰なのか? このヒステリックに泣きわめく悲しみは何の為なのか? どんな女神が我々と共に生きていたのか? 我々は果たして彼女なしで生きていけるのだろうか? ~ マドンナ演じるエビータの美貌よりも、私には民衆の心理の方が随分と興味深かったです。 この多くの人を酔わせたエバの生涯をかけての大演技に、大統領ファン・ペロンさえも脇役に過ぎなかったのだなぁ~と感じています。^^ そして何と言っても最高なのは、「アンドリュー・ロイド=ウェバー」の音楽達。 エバの人生を一層盛り上げ、時に皮肉もこめながら、観る者を1940~50年代のアルゼンチンに引きずり込んでいきます。 2/7の日記「オペラ座の怪人」のレビューにも書きましたが、アンドリューの天才ぶりには毎回驚かされます。 彼の作品の中で私が最も好きな曲が、このエビータの「アルゼンチンよ、泣かないで」です。(o^―^o) * * * 本日、30000アクセスを突破することができました。 これは偏に、私の拙い日記をいつも読んで下さっている皆さんのおかげです。 心からありがとうございます。(^o^)/ そこで そのお礼と致しまして、私の大好きな「アンドリュー・ロイド=ウェバー」のベストアルバム『GOLD』(新品)を1名様にプレゼントいたします。 収録曲は、 「アルゼンチンよ、泣かないで」、「You must love me」、「オペラ座の怪人」、「ジーザス・クライスト・スーパースター」など18曲。 楽天のブロガーさんに限らず、国内外問わず、私の日記を読んで下さっている方で 彼の音楽やミュージカルが好きな方、興味ある方は是非ともご連絡下さいませ。 複数名のご希望がありましたら、先着順とさせて頂きます。^^ どうぞ これからも宜しくお願い申し上げます。o(^-^)o

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