2008/10/22(水)06:50
ローマの夜☆
*古代ローマの象徴、コロッセオ(コロッセウム)【'06.01.01】
昨日、帰宅した私の目にとまったものが"格安イタリア周遊6日間"というチラシでした。
「もしかすると、picchukoがこの春にでも行くと思って、、。」と母。
「どこに そんな余裕があるの!」
「でも、せっかくだから行ってくればいいのに。 イタリア、好きでしょ。」
そう、私はザルツブルクの次にローマが大好きなのです☆(*^―^*)
イタリアを思い出した私は、早速フィリッパ・ジョルダーノの3枚目のアルバム「Prima Donna」を聴いています。
(このCD、大のお気に入りなのです。^^)
* * * * * * *
私の中にあるローマ、
一番に浮かんでくるのは、空港からホテルまで運んでくれたドライバーさんの顔。
ローマ到着が夜だった為に、この旅行では空港からの送迎を事前にお願いしていたのでした。
まだまだ嫁入り前の娘ですからね~。(笑)
そのドライバーさんは、まるで彫刻のように彫りが深く、漫画のようにひょうきんな顔。
「君がpicchukoだね。」
その一声から、爆弾トークは始まりました。
ちょっとしたイタリア語講座、彼オススメのピザ屋さん、ローマに来たなら必見の5つの教会、、etc。
そんなに一度に覚えられないよ~!(>_<)
思わず悲鳴をあげそうなほどの勢いでした。
彼は一度だけ東京に来たことがあります。
一人勝手に、お寿司を食べた時の話に盛り上がるイタリア男性。(^。^;)
目も爛々に輝いています。
あまりにも続くお寿司の話題に、
「よっぽどお寿司が好きなのねぇ~。」、半ば呆れて私は言いました。
彼は大きな目をますます見開いて、
「OH! Lovely、 lovely。。。」そう言って、私の頭を撫でました。
???????????(・ω・;)
彼は、どうも「私のこと好き?」と尋ねられたと勘違いしたようです。
そんなこと言わないよぉ~。 しかも、この話の流れでそれはないでしょ~。
二人で大笑い。(^O^)
最後の最後まで、彼は愉快な人でした。
* * *
そんなドライバーさんのちょっとしたお心遣い。^^
ホテル手前で少し寄り道をして、コロッセオのライトアップを見に連れていってくれました。
「どうだい、ロマンチックだろう?」
少し高台に車を停めて、彼は自慢気に指差しました。
その時の私は確かに笑顔で頷きましたが、
正直な感想として、"ぼぉ~"っと浮かび上がったコロッセオは、何とも言えず不気味な佇まい。
そういえば、闘技場であったコロッセオは、かつて多くの剣闘士がここで命を落とし、また公開殺人も行われた場所。
"わぁ~、綺麗!"、そんな単純なものではないのです。
後日調べてみると、
コロッセオは現在、死刑廃止イベントに使用されているそうです。
11/30の「死刑に反対する都市(Cities for Life)」の日、あるいは新たに死刑を廃止した国が出た時に、その記念としてライトアップされるのだとか。
2007年1月には、イラクのサダム・フセイン元大統領の処刑に抗議するために点灯されました。
(Wikipediaによる)
2005年12月30日、
私が見たそのライトアップの意味については知りませんが、
そのコロッセオの不気味さが、余計にドライバーさんの陽気さを引き立てたことは言うまでもありません。^^;
その思わず飛び出しそうな彼の瞳と共に、今でも忘れられないローマの夜です☆