2013/03/30(土)01:37
白い朝。
昨夜は、色気ある女たらしのテノールにたぶらかされたので、
あ、お分かりと思うがオペラの話。(笑)
今朝はひっそりとした雪道を歩き、聖十字架教会の礼拝に参列してきた。
ドレスデンの聖十字架教会は、700年もの伝統を持つ少年合唱団が有名である。
昨日、ドレスデンに到着早々その場を訪れ、偶然 聖歌隊の練習に出くわした。
パイプオルガンと調和した美しい歌声が、質素だが厳かな教会内部に反響し、天使が舞い降りて来るという表現が正にぴったりな空間だった。
練習だから、先生の注意がところどころ曲を遮る。
祭壇に立つ数人は、並び方から何度もやり直させられていた。
それでも、欧州の教会で合唱団の歌声を初めて聴いた私にとって、運の良すぎた偶然だった。
その教会で、今朝は9時半から聖歌隊付きの礼拝があると知った私は、女たらしに乱れた心を鎮める為、観光客は必ず行くであろうツヴィンガー宮殿を取り止めた。(笑)
そして心を清めた(はずの)今、ドレスデンを発つ前にもう一度夢をくれた女たらし、いや(笑)、歌劇場はゼンパーオーバー前まで別れを告げにやって来ている。
ドイツ時間 12:00 ゼンパーオーバー前の広場にあるカフェ・Schinkelwache にて
写真は、そのゼンパーオーバー。