2017/09/09(土)11:09
さよなら。しま子。
しま子がやってきて2週間。
餓死寸前だった「しま子」もふっくらしてきて、猫らしくなった。
「しま子」←しま子を飼ういきさつ。
まだまだガリガリだけど、ごはんをモリモリ食べるので、食べたいときに食べられるように、
猫皿にはてんこ盛りに餌を盛ってある。
しま子さん、3日前から突然「さかり」になって、発情期!!!
もう、朝から晩まで「ギャーオ、ギャーオ」と大声でわめく。
そういうお年頃だったのね。
生きるか死ぬかの状態から脱して、発情したのか~。
夜も寝てられないし、ご近所迷惑なので、本日近所の動物病院に行った。
不妊手術をしてもらうために。
迷い猫であったこと。首輪をしていたこと。餓死寸前であったことを伝えた。
獣医さんが、何か考え込んだ顔をして、
「ちょっと待ってください。」と診察室から出て行った。
悪い予感がした。
もしかして。もしかしたら・・・。
やはりそうだった。
しま子は、以前この病院に連れてこられて逃げてしまった猫らしい。
「つけていた首輪は持ってますか?」と聞かれ、家から持ってきた。
獣医さんは、首輪の模様は覚えていなくて、でも鈴がついた首輪をしていたことは覚えていた。
逃げたのは7月。
2か月ほど、腹を空かせて彷徨い歩き、9月に餓死寸前で我が家にたどり着いたのかもしれない。
以前の飼い主さんに連絡を取ったが、仕事中らしくつかまらなかった。
「今日はお預かりしていいですか?」
「はい・・・。」
「もし、そうだとしたら以前の飼い主さんに返してもいいですか?」
「はい。いいですよ。」(嫌だ。悲しい。でもそんなこと言えない・・・。)
「もし、違ったら、しま子ちゃんは飼えますか?」
「はい。飼います。」
「・・・じゃあ。もし前の飼い主さんに戻ることになったとしたら、これでこの子とはお別れですか?」
「あ。そうなりますね。」
いかん。涙が出そう。
頑張って我慢して、「ばいばい。しま子」と頭を撫でた。
ネットに入れられたしま子は、帰りたいと言って私の顔をみて泣き叫んだ。(そうに違いない)
最近では私が仕事に行くとき、お出迎えして、お見送りしてくれるようになっていた。
すっかり家猫になって、ほとんど家にいるようになっていた。
甘えん坊のしま子。
呼ぶと必ず来てくれるしま子。
もう会えなくなるなんて、思いもしなかった。
違いますように。
そうだとしても、「やはり飼えません」と言ってくれますように。
しま子は今どうしているのだろう。
沢山ごはん貰えてるかな。
悲しくてたまらないよ。
追記・・・
しま子は前の飼い主さんに引き取られました。
前の飼い主さんは、保護してくれた方にお礼を言いたいとおっしゃったらしいのですが、個人情報はお伝え出来いないと断ったそうです。
自分が好きで世話をしていたので、お礼の言葉はいらないけれど、
どんな方が引き取ったのか知りたかったな。
しま子の幸せを願うだけ。
おいおい泣いている私の足元で、
くろ子ちゃんが慰めるように付き添ってくれています。
わかるのかな。猫も。