ピコプチルーム

第八話「謎」

…森の中…一同は休憩中(一応みんな治療済)。
ホリィ「でも、サンダー強いのね。グレイのマハラギを打ち消しちゃうなんて。」
ニナ「本当。ギンギライガーにもライガーにも止められなかったのに。」
サンダー「あれは、おれだから止めれたワケじゃないよ。使ったのが氷系の技だったから。…ライガーにいちゃんもギンギにいちゃんもブリザード使えば勝てたと思うよ。…たぶん…。」
ホリィ「そうなの?」
サンダー「うん。あー言うのには相性ってのがあってさ。…みんなは知ってるかな…“五行思想”って…。」
ゲンキ達「“五行思想”?」
ゲンキ達がそう言うと、サンダーは小さなため息をついて「やっぱり」と呟いてから言った。
サンダー「五行思想っていうのは、相性の関係のことで、火は金に強く、金は木に強く、木は土に強く、土は水に強く、水は火に強く…ってエンドレスになってて、
      簡単(?)に言えば火が金に勝って、金が木に勝って、木が土に勝って、土が水に勝って、水が火に勝つ…って事なんだけど、分かるかな…?」
ゲンキ「う~ん、なんとなく分かった(様な気がする)けど、金って何?」
サンダー「あぁ、金(きん)って言うのは電気系の事で、あと水の中には氷も入ることがあって、木の中には風も入るんだけど、分かった?」
ゲンキ「…なんとなく。」
アメ「まぁ、例外ってのもあって…、たとえばチョコ。こいつは氷系なんだけど、火にも雷にも弱い。つまり、チョコの場合、火に勝てるはずの水になりきれてないって言うことだ。…こういう奴らがたま~に居るってことも覚えとけ。」
サンダー「あ、あと、五行思想とは別に、光と闇のことについて。この2つはお互いに相手を苦手としてる。だから光なら簡単に闇に勝てるって思うのは間違いだってこと、ちゃんと覚えといたほうが言いと思うよ。」
ゲンキ「へ~。」

ハム「…サンダー、今思ったのですが、サンダーはグレイと知り合いだったのですか?」
サンダー「は?…ってかソレ今話してたのとカンケーないじゃん!!」
スエゾー「そーいや気になんなぁ…。」
ゲンキ「…そう言えば“もう行っちゃうの?”とかって言ってたし…。なぁ、どうなんだよサンダー。」
サンダー「え…ん~、。まぁ、知り合いではあったよ。…一応ね。」
ニナ「…一応?…もしかして、前にサンダーを狙って来た事があった…とか?」
グミ「え~、前にあんな奴来た覚えないけどな~。」
チョコ「グミ、サンダーが進化の光を持ってるのは生まれつきなんだよ?ぼくらに会う前にもワルモンに狙われてたかもしれないじゃない。」
アメ「あ、そう考えると納得いくな。」
チョコ「でしょ?…てわけで、その話終わりね。」
グミ「え~、で~も~…」
チョコ「でもじゃないよ、グミ。あんまりしつこいとサンダーに殺されちゃうかもよ?!」
グミ「…それはイヤ…。」
ビーナス「…だが、なぜグレイはあの時突然“帰る”などといったのだろう…。」
ガリ「…たしかに。あのまま行けば、うまくサンダーを捕らえることも出来ただろうに…。」
一同「…(そう言えば)…。」
モッチー「何でグレイは“帰る”なんて言ったんだッチ??」
モッチーは、グミモンのほうを向きながら言った。
グミ「僕に聞くなよ~。…サンダーは何でか分かる~?」
サンダー「知るか。おれに“過去”を聞くな。」
アメ「ま、たしかに“未来”に“過去”を聞くのは間違ってると思うけどさ、お前以外に誰に聞けば分かるんだよ。」
サンダー「…間違ってると思うんなら聞くな。…ま、グレイってギンギにいちゃんの部下だったワケだし、ギンギにいちゃんに聞けば分かるんじゃない?」
アメ「あ、それもそうだな。…で、ギンギライガー、グレイって昔からあーゆー性格だったのか?」
ギンギライガー「…まぁたしかに、もともと飽きっぽい性格ではあったが…。」
チョコ「へ~。じゃあ、きっとそれだよ。…ってわけでもういいでしょ?」
スエゾー「…ところでチョコモン、なしてさっきから話しそらそうとしとるんや?」
ハム「そう言えばそうですな。チョコモンは知りたくないんですか?それとも、何か知ってるのですか?」
チョコ「え…それは…。」
サンダー「…おれからしてみれば、グレイよりもブイモンとか、ハーピーとかヴァンデモンのほうが謎だけどな。」
サンダーはサラッと言った。
一同「え?」
サンダー「だってさ、グレイが帰ったぐらいで、そんなに戦力に支障が出るのかなぁ。」
グミ「たしかに不思議だよね~。ブイモンも、グレイが帰る~って言ったら即アーマー解除したしさ~。」
アメ「そう言えばそうだよな。…グレイが帰ったとしても、下っ端(?)とかいっぱい居たし、グレイの攻撃でライガーもギンギライガーも結構ダメージ受けてたし…。」
サンダー「な、不思議だろ?…四人で戦わなきゃイケナイ理由でもあったのかなぁ…。」
一同「う~ん…。」
一同は考え込んだ。

チョコ「あ、サンダー、月出て来たよ。」
サンダー「ほんとだ。…でも大丈夫かな。やった事ないんだよな、アレ。」
アメ「大丈夫だって。月の力も借りるんだし、出来るさ。」
グミ「そ~そ。モ~マンタ~イ♪」
サンダー「う~ん…ま、皆。この技使うの初めてだから、失敗しても大目に見てね。」
ゲンキ達「え…?」
…するとサンダーは宙に浮いて、月に少し近づいた。
サンダー「『メディアラハン』!!」
サンダーがそう叫ぶと、一同は光に包まれた。
『メディアラハン』!
一同「?!」
ビーナス「…傷が…。」
ガリ「…癒えて行く…?」
…そう。光に包まれた一同は傷が癒えていったのだ。
ナーガ「…どう言う事だ…?」
チョコ「サンダーはね、月が出てる間だけ、月の力を借りて回復技を使うことが出来るんだ。」
サンダー「…よかった~。成功したみたいだね。」
サンダーは、ほっとした表情で言いながら下りて来た。
アメ「…まぁ、回復技が失敗する場合はたんに(技が)出ないだけのような気もするけどな。」
サンダー「うん、たぶんね。…でも、出てよかった♪みんなの傷も治ったみたいだし。」
ゲンキ「…なぁサンダー。その技って、日中は出来ないのか?」
サンダー「うん。…一応この技が使えるのは、夕方(夕月が出てから)~朝方(白い月が消えるまで)の間だけなんだ。」
ゲンキ「へ~。」

…次の日…
ゲンキ「…やっぱり行くのか?」
ビーナス「あぁ。」
ナーガ「…チョコモン、アメモン、グミモン、サンダー。悪かったな、ちび達などと言って。」
サンダー「いいよベツに。どーせおこさまだし。」
グミ「サンダー、それど~ゆ~イミさ~!(怒)」
サンダー「そのまんまのイミだよ。成長期。」
グミ「なんだよ~!サンダーだって子供じゃないか~!!」
サンダー「あぁそうだよ。おれは子供(ガキ)だし、大人になる気も一人前になる気もない!」
ガリ「…あれで大丈夫なのか…?」
ホリィ&ゲンキ「…たぶん…。」

ビーナス「じゃあな。」
ホリィ「…また、会えるわよね…?」
ナーガ「多分な。」
…そして、ビーナスとガリとナーガは、それぞれ別々の方向へ進んでいった。

ゲンキ「よ~し、おれ達も元気ガンガン、ハートバクバクで行くぜ!」
一同「オー!!」


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