第十一話「サンダーとグレイ」

草原を歩く一同…
チョコ「ここ草ばっかで何も無いね。天気もいいしv」
グミ「たまにはこんな日も良いよね~。」
チョコモンとグミモンはそうやってのんびりしてる。
サンダー「!」
ゲンキ「…また来るのか?」
サンダー「うん。…今日はハーピーとグレイとブイモンとヴァンデモンだけっぽい。・・・10秒後!!」
すると、一同は身構えた。
サンダー「…9、8、7、6、5、4、3、2、1…」
するとサンダーの向いてる方向から、(新)ワルモン四天王がやって来た。
ハーピー「今日こそサンダーを渡してもらうわよ!」
サンダー「誰がお前らのとこになんか行くかよ!」
ゲンキ「そうだ!サンダーは渡さない!」
モッチー「チー!」
…すると、ハーピーは声を上げて笑った。
ハーピー「そう言ってられるのも今のうち。…これを聞いたら、一気に気が変わるわ。」
ハム「…どう言う事ですかな?」
ハーピー「…サンダーとグレイの関係、知りたいんでしょ?」
一同「!!」
グミ「…ど~せ、教えてやるからサンダーを渡せ~…とか言うんだろ~。」
するとハーピーは笑いながら言った。
ハーピー「ベツにそんな条件なんて要らないわ。これを聞けば、絶対に気が変わるもの。」
ハム「…ほほう。では2人はどう言う関係なのですかな?」
ハーピー「サンダーとグレイはねぇ…………実は双子なのよ!!」
ゲンキ達「ええええええええええええええ??????!!!!!!」

ゲンキ「…そんなの、嘘に決まってるさ!」
グミ「そ~だよ~。大体、サンダーとグレイは~、全っ然、似てないし~。」
ハム「そうです!そんな訳ありません!」
ハーピー「…じゃ、本人に聞いてみたら?」
モッチー「…本当ッチ?サンダー。」
ホッパー「ホッパー?」
サンダー「うん。…グレイはさ、おれの双子のおにいちゃんなんだ。」
サンダーはそう言ってニッコリと笑った。
スエゾー「…せやったらなしてもっと早くに言わへんねん!」
サンダー「創り主サマとの約束だから。…グレイと双子なんだってあんまり言わないように約束したから。」

アメ「…けどさ、3回って“あんまり”か?」
チョコ「…ぼくは入んないと思う。」
サンダー「え…そう?」
ライガー「…俺は多分入ると思う。」
ギンギライガー「俺も入ると思う。」
サンダー「…だよね~、入るよね~。」

ハム「…そこの4人は、何故驚きもしないんですか?…まさか、最初から知って?!」
ライガー「あぁ、そのまさかだ。」
ライガーがそう言うと、ギンギライガーとチョコモンとアメモンとグミモンは頷いた。
グミ「てゆ~か~、ライガーとギンギライガーはいいとして~、何でチョコとアメが知ってるんだよ~。僕聞いた覚えないよ~。」
アメ「そりゃあそうだろうな。…お前寝てたし。」
グミ「そ~ゆ~時はちゃんと起こしてよ~、サンダー!そ~ゆ~大事な話しする時は、ちゃんと皆を起こすってゆ~決まりがあるんだよ~!!」
サンダー「はぁ?!んな決まり聞いたことねぇぞ!誰がいつ作ったんだよ!何時何分何十秒地球が何回回った頃にさっ!!」
グミ「んな事知らないよ~!!」
…サンダーとグミモンの口ゲンカが始まった。
ギンギライガー「…サンダー、それネタ古い…;」

ハーピー「…そんな…最初から知ってる奴が居たなんて…。」
ライガー「あぁ。だから驚きもしなければ気も変わらん。・・・残念だったな。」
ライガーは、そう言いながら少し笑った。
ゲンキ「…おれたちも…驚いたけど気は変わってねぇぜ!」
モッチー「チー!サンダーは渡さないッチー!」
ハーピー「な・何で混乱しないのよ!何で軽蔑…とかしないのよ!」
ニナ「サンダーが誰と兄弟でも、サンダーが誰と双子でも、サンダーは、サンダーだからよ!」
ハーピー「くっ…まさか私の作戦が狂うなんて…~~っ退却よ!!」
ハーピーがそう言うと、ワルモンたちは去って行った。

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