MF+2004年ver.バレンタイン…ホリィの家…ホリィが台所にこもって何かを作っている。ゲンキ「…ホリィ、何やってるんだろう…。」 ゲンキがそう言って、ドアに手をかけようとすると… 「ワン!!」 突然、後ろで犬が吠えた(ような声がした)。 ゲンキ「わあ!!……って、何だサンダーか。脅かすなよ。」 …そう。吠えたのはサンダーだった。 サンダー「…その中、入っちゃダメだよ。」 サンダーはそう言いながら扉の前へきた。 ゲンキ「え…何でだよ。」 サンダー「知らない。…けど、ほりぃとにながダメだって。」 ゲンキ「…じゃあ何でサンダーはココに居るんだよ。」 サンダー「おれ、番犬やってるんだ♪…ほりぃとになに見張っててって言われたから。」 ゲンキ「…それで見張ってるんだ。…サンダーって、人間が恐いくせによく言う事聞くよな。」 サンダー「…うん、おれは創り主サマを守るために創られた守り主だから。…だから、言い付けはちゃんと守るんだ♪」 サンダーは明るく笑った。…少なくとも、ゲンキにはそう見えた。 …そして数分後…チョコモン達がサンダーを遊びに誘いに来た。 チョコ「サ~ンダーv…遊ぼ?」 サンダー「今ダメ。…いま、おれ番犬してんだ。」 アメ「…番犬?…誰に言われたんだ?」 サンダー「ほりぃとにな。…この中には誰も入れちゃダメって。」 グミ「…サンダー、ホリィとニナ今何してんの~?」 サンダー「さぁ?…でも、おれほりぃかにながいいって言うまでここ離れる気ないし…。」 アメ「…忠実だな。」 サンダー「うん。…だっておれ、犬だもん。」 チョコ達「(…狐じゃなかったっけ…;)…まぁ、がんばってね。」 チョコモン達はそう言うと外に遊びに行った。 そしてまた数分後…オルトロスがドアの前を通りかかった。 オルトロス「…何やってんだ?サンダー…。」 サンダー「番犬。」 オルトロス「…そっか。………………まぁ、がんばれよ。」 オルトロスは、少し呆れて言った。 サンダー「うんっ。」 …サンダーのその言葉を聞くと、オルトロスはゆっくりとその場を立ち去った。 …そして所変わって家の外…(ニナとホリィとサンダー除く)一同は、集まってホリィ(とニナ)が何をしているのか、と言う事について話し合っていた。 ゲンキ「…なぁ、誰か分かる奴居ないか?」 一同「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ゲンキ「やっぱ分かんないか~…。」 ライガー「…そんなに気になるのなら、本人に聞きに行けばいいだろう。」 スエゾー「…それが出来とったら、誰も悩んでへんわ。」 スエゾーはそう言ってため息をついた。 ライガー「…どう言う事だ?」 グミ「…あのドアの前~、サンダーが番犬してるんだよ~。」 ギンギライガー「…じゃあ、しばらくは入れないね…;」 ギンギライガーは苦笑して言った。 アメ「………あ、でもアイツのことだから、ライガーとギンギライガーが言えば何とかなったりしてw」 一同「まっさか~w・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ありえるかもしれない;)。」 ギンギライガー「…じゃあ、試しに行ってみようか、兄さん。」 ライガー「…何故俺まで…。」 …そして再びドアの前…サンダーは丸くなって眠っている。…そこへライガーとギンギライガーがやって来た。…その事を感じ取ると、サンダーは目を覚まして起き上がった。 ギンギライガー「…サンダー。…何してるんだ?」 サンダー「番犬やってるんだよv」 サンダーはニッコリ笑って言った。 ライガー「…そのドアの向こうにホリィが居るだろう?」 サンダー「うん、いるよ。…でも、入っちゃダメだよ。…そのための番犬(おれ)なんだから。」 ライガー「分かっている。…だが、サンダー。…お前、ホリィが何をやっているか知っているのか?」 サンダー「ううん、知らない。」 サンダーは軽く首を横に振った。 ギンギライガー「…知らないで番犬やってるのか?」 ギンギライガーは苦笑して言った。 サンダー「うん。…だって、ほりぃもになも、“ヒミツ”って言って教えてくれなかったもん。」 ライガー「…じゃあ、ホリィかニナに直接聞くか…。」 ライガーはそう言ってドアを開けようとした。 サンダー「ダメー!…おれ番犬やってるから、だからダメ~!」 サンダーは涙目になりながら言った。 ライガー「……わかった。…だが、サンダー、いつまで番犬をやっているつもりだ?」 サンダー「…ほりぃかになが良いって言うまで。…それに、ほりぃ、後で分かるって言ってた。」 ギンギライガー「…そうか。…無理しようとしてごめんな。」 サンダー「ううん。…おれの方こそ、ゴメンなさい。」 …そして外…。 ハム「…どうです?何か分かりましたかな?」 ギンギライガー「…ダメだった。」 一同「…そうか…。」 チョコ「…今日ってさ、確か2月14日…だよね。」 ゲンキ「え?うん。……あ、そうか、バレンタインか。」 モッチー「…ばれんたいんって何だッチ?」 アメ「バレンタインって言うのは、女の子が好きな人や普段お世話になってる人にチョコレートを渡す日の事だよ。」 モッチー「チ~。」 …そしてしばらく後…やっと部屋から出てきたホリィとニナ。 サンダー「…あ、やっと出てきた。」 ニナ「あ、サンダー。…ずっと見張っててくれたんだ。ありがと。もういいよ。」 サンダー「うん。…じゃ、おれライガーにいちゃんとギンギにいちゃんトコ行ってるね。……あ、ところで、になもほりぃも何してたの?」 ホリィ「…今日はバレンタインだからチョコ作ってたのよ。」 サンダー「ふ~ん。…そっか。」 サンダーはそれだけ聞くと、外へと歩いて行った。 …これが、MF+の一同のバレンタインです。 もうバレンタインかどうか疑わしいものになっていますが; …ホリィと二ナの本命チョコをもらうのは一体誰でしょう。 …まぁ、本命チョコがあるのかどうかは分かりませんが…ね。 …て、今気付いた。…この小説の中で、誰一人としてチョコを貰ってない; ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|