オーケストラでのチェロについて
オーケストラ(オケと略します)でのチェロ特有の知識について・オケでの弦楽器とは…弦楽器は普通、バイオリンとビオラとチェロ、そしてコントラバスといます。 バイオリンだけは「1stバイオリン」、「2ndバイオリン」と分かれます。 それ以外は楽器で1つのパートです。 ・どういう形態で演奏するか…普通弦楽器は2人セットで1つの譜面台&楽譜で演奏します。 そのセットの2人のことを「プルート」と呼びます。 そして演奏する曲の規模によって何プルートかは分かれます。 何人もで同じ楽譜を演奏するので、好き勝手に弾くとチェロパートとして成り立ちません。 そこで「トップ」といって、1番うまい人が1番前に座ります。 その横やその後ろに座っている人は「トップ」を見てそれにあわせます。 もちろん、トップの人は「バイオリンのトップ=コンサートマスター」と「指揮者」を見てそれにあわせるわけです。・ディビジ(div.)について…前記に「何人もで同じ楽譜を演奏する」と書きましたが、そうではない場合もあります。 それがディビジ(div.)です。 そういう場合は、プルートの外側(アウト)の人が楽譜の上を、内側の人が下を弾きます。 【補記】ラフマニノフの交響曲第2番の第2楽章では、チェロは4つに分かれているところがありました。 そういう時は弾く側もあまり慣れていないので話し合いました。 プロのオーケストラなら何か決まりがあるかもしれませんが…・演奏会について…交響曲というのを「メイン」として、普通はあと2つほど短い曲を演奏します。 それプラスアンコール、が普通でしょうか。 よくクラシック初心者の方からご質問頂くのですが… よく演奏される「交響曲」や「協奏曲」というのは「楽章に分かれます。 それを第1楽章、第2楽章・・・と呼びます。全部ひっくるめて「1つの曲」です。 なので1つの曲を聴くのに30分以上かかるのは当たり前。 1時間以上ある曲だってもちろん数多くあります♪ クラシックを初めて聴きにいった人がこの「楽章」と「楽章」との間に拍手をしたりしてしまいます。 どう聞いても、、1つの曲が終わったようにしか聞こえないでしょうから… 個人的には拍手は感動したらするものであって、そんな決まりごと(?)に左右されなくてもいいとは思うのですが…