2010/04/17(土)06:59
二コラ、日本へ行く
去年の9月から日本語を勉強しに来ていた二コラ。
最近出会ったフランス人の中でもダントツでサンパな好青年です。
ラ・ポスト(郵便局)を休職し、人生について暗中模索の最中に出会いました。
「日本には興味がある。」
その程度。
を、休職中に何かにつなげたい!と聞かされていましたが、
実際に行動に移す=日本へ行く、のはまだまだ先、と思っていました。
それが年末。
2010年中には日本へ行く!
と書初めで告白された際、
あれ?そういえば、という感じで、ワーホリを薦めてみました。
すると驚く速さで申請続きに着手、彼の本気がうかがえました。
それならば、と。
ふっと富士山のふもとでビオ・ファームを経営している知人が頭に浮かび、打診。
すると二つのピースが見事に一致。
その後トントン拍子で話は進み、4月初めに来日が決まりました。
偶然か、必然か。
人の出会いとは本当に不思議で素敵です。
折りしも季節は出会いと別れの、桜の春。
サクラを見たいと切望していた二コラは
ついに憧れの国・日本へ旅立ち、
桜の花びらの舞う中、新しい出会いをはたしました。
日本での毎日を綴った
Un toulonnais au Japon
“とあるトゥーロン出身フランス人の日本記”
では彼の出会う日本が映し出されます。
フランス社会に行き止まりを感じた二コラが、
到着点を見つけるのは日本なのか、
それともつじつまをあわせる材料を発見し、フランスを再評価するのか。
フランスで「生きづらい」と感じるフランス人が、実はたまにいます。
日本で「生きづらい」と感じる日本人がいるように。
そんな人は気軽に他を試してみればいい。
ダメなら戻ってくればいい。
ただ、そこで重要なのが、“出会い”。
“出会い”は紹介することが出来ても、
人間関係を維持し、信頼関係に発展させるのは、本人の人柄、人徳。
出会いほど人生で貴重な財産はない、と
学生時代に卒業式や入学式で聞いたようなセリフを、
年々リアルに感じて苦笑いしています。
先人の言うことは正しい(笑)!
どうか、良い出会いに恵まれますように。
そしてその出会いを、大切にできる人でありますように。
追記:ビオファームまつき