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Oct 5, 2004
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カテゴリ:ズージャの五徳
「問題群」中村雄二郎、著者による引用、
オクタビオ・パス「弓と竪琴」から。

>リズムは拍ではない、それは、世界観である。

私はこの時点で、躓いた。

リズムは‘律動’と和訳するのだそうだ。
周期的な、あるいは、規則正しく、繰り返される運動のこと。
‘律する’となると、定める、規定する、一定の規律規則などに当てはめて、物事をさばく。用例:律令。

で。拍子は普通、time と英訳されるものらしい。
用例:three-four time で4分の3拍子。

拍、になると、これは物を打つとか、叩くとかいう意味の言葉だ。
用例:拍手。
んが。拍子木、拍子事、その拍子に、白拍子、拍子抜け、などと普通に言うから、これは、どうにもこなれている。大和言葉だ。

これらの使われ方からみると「拍子」というのは、それこそ「律動」を含む大きな言葉だったに違いない。
拍子が抜けると感じさせるためには、抜けない拍子を皆が感じられることが、前提であろう。
抜けない拍子とは、つまり、予想されうる拍子である。
予想されうるのだから、それは、ただの偶然ではない。
なにがしかのパターンか。願望の同期か。願望の、パターンか。

4分の4拍子、などと、西洋音楽のための和訳として当てはめられてから、拍子という言葉は、強力に限定され、追い詰められてしまったのかもしれないなぁ。

で。time を辞書で引くと。和訳に、拍子ともリズムともあるし。

ここで、再び
>リズムは拍ではない

はて。わからんぞ。この訳。

原文にあたってみればいいんだろうが、そりゃー面倒だわ。

拍を、メトロノーム的に、1分で4分音符が120回1小節2秒1拍0.5秒、というような決りがある代物と理解して。
太陽を地球が一周する時間をそれで計ると、誤差がでるので、4年毎にうるう年として、一日足して補正する、これがリズムであるとする。

4年周期で、ゆらいでいるようで、律動している、
ぐらいの規模のことを、リズムと言ってる、と。

そんな理解で、いいのかしらん?





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Last updated  Oct 6, 2004 01:15:48 AM
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