ピエロ@星 おいしい料理と季節の花たち

2013/02/25(月)14:43

神様のボート読みました

読書感想文(8)

江國香織さんの神様のボートを読みました。 本の説明で < 昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。 > この文章に興味を惹かれ読み始めました。 母と娘の二人きりの生活、母は娘にパパがどんなに素敵な人か話し続け夫が帰ってくることを信じ引越を繰り返す。娘が成長するに従い父の話を素直に聞いていた娘の心にも変化が出ていき、母と娘の気持ちにずれが生じる。 母と娘の気持ちを交互に書いている小説。 ファンの方の感想を読むと文章や言い回しが素敵との事でしたが私には、あまり合わなかったかも。 書き方がどうのと言うのではなく、この母親の考え方が納得がいかず始めは娘同様、素晴らしい恋愛をして結ばれたのかなぁと思い読むに連れてこの話は本当の事なのかと疑問に変わり、こんなに引っ越してばかりで娘に負担をかけ、学校は高校や大学に入ってからどうするつもりか腹が立ち、最後を早く読みたいと読み方を進めていく感じでした。 どんどん面白いから進むといった感じではなく腹立たしさで読み進めていったという感じ。 最後は、簡単におさめられてしまったが、ハッピーエンドなのでまあまあ。気持ちは落ち着きました。 私自身、気に入ると同じ作家の作品を続けて読む事が多いのですがこの作家のものは、一冊で十分です。

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