Pigeon Complex

箱根の紅葉を見に行ってきました。
今年は遅れがちのようで、まだ湯本の方も更に上の強羅の方もとてもキレイに
色づいていて、澄んだ空気と冬のまどろんだ日射しがとても気持ちの良い紅葉
日和となりました。
９月に行った箱根の旅館が、かなりガックシな感じで、
そんなに安くない旅館だったから余計失望感が高かったのですが、
今回はなんと一泊二食付き5000円の宿。
掛け流し温泉露天風呂付き、場所は強羅。
この値段ならまあ、ごはんとお風呂代と紅葉鑑賞代と考えればホスピタリティ
を除いても納得かな、と。ここは旅館ではありません。
夫の会社の保養所です。ここらへんは会社の高級旅館と企業の保養所だらけ。
なんとなく別荘族になった気分☆　ド貧乏なのに (´ヘ｀;)

　　　　　　　　　　

しかし、予想に反してお部屋もキレイだし、写真の通り、部屋の窓から見る庭
園の紅葉は、高級旅館にも劣らぬ優美さ。

もちろん、食事が部屋出しだとか仲居さんがお世話してくれるとかアメニティ
が充実しているだとかそんな旅館並みなサービスはありませんが、
食堂に夕食を食べにいっている間にお布団も敷いておいてくれるし、
夕食は量もかなり多くて美味しかったし、バスタオル、ハンドタオル、歯ブラ
シなどは揃えてあるし、ひんやりとした山の冷気を感じながら入る強羅温泉の
掛け流し風呂は最高に気持ち良くて、湯けむりの間から見える星空だとか、岩
風呂に舞い散るモミジの葉が揺れているのとか見ると、ほんとに心が洗われる
思いがしました。
サービスについて私が思うこと。
私はサービス業に就いていたことはありませんが、サービスの何たるかという
のはどんな業界で働いていても必要な研修項目だと思っています。
特に旅館・ホテル関係だと私はハード（建物や内装など）も大切ですが、一番
大切なのはソフト（サービス・おもてなし）の部分ではないかと思うのです。
ホテルは一般的にプライバシーを重視した「突き放したサービス」で、
旅館は仲居さんがお世話する「コミュニケーションのサービス」のように思わ
れがちですが、私はどちらも「思いやりのサービス」であることが最も重要な
ことだと思います。本当にいいホテル、旅館は「つかず離れず」な関係が保た
れているように思います。
長年の経験に基づきながら顧客の要望にどれだけ近づけるか、そういった企業
努力をしているところと、ロケーションの良さに慢心しているところとでは、
明らかにサービス（思いやり）が違うものです。

押し付けがましいサービスを受けるくらいならはじめから切り捨てる方法もあ
るのだと最近気付きました。それが、こういった保養所や健保が保有する施設
の利用です。これは健保の組合員ではなくても宿泊できるらしいので、皆さん
も是非一度利用されてみてはいかがでしょうか？　

翌日は宮ノ下のセピア通りを歩きながら憧れの「箱根吟遊」と「富士屋ホテル」
を見学に。。。
「箱根吟遊」。中に入らなくても、その景色の良さが分かる絶好のロケーション。
玄関先の駐車場には冗談みたいに高級車がズラリと。ナンカ、コワイ(; ﾟДﾟ）
ここはかなり評判が良いので来年あたり宿泊してみたいものですが、しかし。
予約がとれません！平日は半年先、週末だと10ヶ月以上先まで満室です！
そんな先の予約、ムズカシイなぁぁ(´・ω・)　

次回は憧れの富士屋ホテルとその周辺です☆