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2007.03.30
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テーマ:柴犬同盟(13379)
カテゴリ:ヒトリゴト
ハッキリ言って私は犬が好きじゃないです。
というか、ちょっと怖いです。

特に大きい犬。頭が良さそうな温厚そうな犬は大丈夫なんですが、いかつい犬に
は触れません。
自分ではあまり気付かないのですが、傍目から見るとかなり露骨に犬を避けてる
ようなんです。
例えば、小さな小道で犬の散歩とすれ違う時など、かなり端っこに寄ってしまう
らしいんです……。

思えばそれは幼い頃、地獄の番犬に追いかけられ襲われたことがトラウマとな
っているからなんだと思うのです。。。。。

それはまだ小学校5年の頃の話です。
近所で遊んだ帰りに坂道をのぼっていました。
歩いているだけで眠くなりそうな秋のうららかな日。祖母に編んでもらったニット
の帽子をかぶりかなり浮かれた気分でスキップなんかしてました。
そんな平和そのものの光景が、後方からの叫び声でこっぱみじんこに打ち砕かれま
した。
「伏せて~~~!!」

ふせて???
なんだそれ? と後ろを振り返った瞬間、私は凍り付きました。
なんと、牙を向いた地獄の番犬が私めがけて走ってくるではありませんか!

救助犬として知られるセントバーナード。それも熊くらい巨大な。。。。

おそらく、オバチャンの手綱を力づくで奪ったその地獄の番犬は、前方のステップし
ている小さな私が遊び相手に思えたのでしょう。
傍目から見るとたぶん、こんな感じで走ってきたセントバーナード。

        セントバーナード.jpg





しかしながら、幼く純真な私にはそんなセントバーナードがこんな風に見えたのです。



   
               地獄の番犬ケルベロス
    地獄の番犬.jpg



走りました。力の限り、走りました。
しかし、10歳くらいの私が、犬の跳躍にかなうわけもありません。
それもかなり急な坂道です。
後ろから更に「伏せて~~~!!」という声が聞こえます。
そんなことを言われなくても私は見事にコケました。
坂道の中腹で大の字に転んだ私がふっと後ろを振り向くと、そこには私を食わんと
する地獄犬
が……


          地獄の番犬2.jpg

一瞬、今までの楽しかった記憶が走馬灯のように駆け巡りました。
いや、マジで。
家族みんなでミカン狩りに行ったこと。遠足で友達のお菓子をだまし取ったこと。
少林寺拳法の真似をしてクラスみんなの拍手喝采をあびたこと。
インコのピーちゃんが狂ったようにパンを食べている光景。
そんなキラめく映像が頭をよぎった瞬間、地獄犬が私に覆いかぶさり、私の頭を
ガブッと噛み付き
ました。

短かったな、私の人生……。
これからきっといいときなのにな。さよならパパ、ママ。さよならみんな。

と、薄れゆく意識の中でみんなにお別れを言い、楽しそうに目の前を駆けてゆく地獄犬
を見ながら……
あれ? なんかくわえてるな、あのクソ犬。
あれ、私の帽子???

遅れて駆け寄ってきたオバチャンが蒼白な顔で「だ、大丈夫? 痛くない?」と、
私を抱き起こしました。ケガなどは一切していませんが、とにかく茫然自失です。
その時私は「ぁぅぅ……」くらいしか言えなかったと思いますが、オバチャンが懸命に
「あのコ、ただ遊びたかったんだと思うんだけど。ごめんね、帽子あとで洗ってお家に
届けるから、ほんとごめんね……」と話しているのですが、もうとにかく、オバチャン
が犬を拘束したのを確認後、マッハダッシュで帰りました。
震えと恐怖はそのあとからやってきました。。。

私がケガをせずに無事帰還できたのは、ニット帽をかぶっていたからです。
遊びどころじゃありません。
後日、一学年下の男の子が私とまったく同じ目にあい、帽子をかぶっていなかったその
コは頭を3針塗ったそうです。
地獄犬はボール遊びが大好きだそうで、子供の頭がボールにしか見えないバカ犬だった
のです。
もうコレは飼い主の責任だと思いますが、それ以来、デカイ犬と遭遇するとビクっとし
てしまうビビリーな子供になってしまったのです。ぁぅぅ。

けれど私は妙に犬の種類に詳しいのです。
珍しい犬種の名前もかなり知ってます。なんだこの犬?と思うと、飼い主に直接聞いた
りします。
敵を倒すには敵を知ること。

そんな思いから来ている犬への探究心は、他の人から見ると「まあ、よっぽど犬が好き
なのねえ」という誤解を生んでしまうこともしばしば。
まあ、別にいいんですけどね。油断させるという意味で。

散歩中の犬を見ると「あの犬になら勝てそう」「あの犬に襲われた場合はまず腕を噛ま
せてから…」としか考えられなくなった私。
そうすると犬の方も察知するのか、なぜか私が通るとウウーッと威嚇したりします。
そんなふうに憎しみの連鎖は永遠に続くかのように思われました。

しかし傷心な私に、犬の楽しみ方を教えてくれた真の救助犬が現れたのです。
それが柴犬です。

それも私は柴犬のすごい法則を発見してしまったのです!


続きは次回に。







       





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Last updated  2007.03.30 10:01:38
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