久しぶりに図書館へ行ってきました。
ネットでログインするさいのログインパスワードを間違えてしまいロックがかかったためです。
自宅にいながら、読みたい本を検索出来るし、予約と取り置きまでも出来るのでとっても便利なんです。
ついでに、読みたかった本、三冊借りました。
この『6人の嘘つきな大学生』本当に面白かった!
まず構成がすごくクレバー。2011年の就活最終面接の出来事と、8年後の2019年にその関係者にインタビューするパートを交互に描くっていうのが、謎を増幅させてグイグイ引き込まれる感じ。
ストーリーの展開も秀逸で、最初は「うわ、こんなひどい選考方法ある?」って思ってたけど、ラストの伏線回収で「おお...」ってなった。読んでる途中のモヤモヤが一気に吹き飛ぶ感じ、たまりません。
特に印象的だったのは、人を一面だけで判断することの危うさを上手く描いてる点。ミステリーとしても楽しめるけど、SNSの切り取りで人を判断することへの警鐘みたいな側面もあって、なかなか奥が深い。
それに就活生の心情描写がリアル。高揚感や仲間意識、企業に気に入られたい気持ちとか、就活経験者なら「わかる〜」ってなるはず。
最後に、伏線の張り方と回収の仕方が見事。「波多野くんの優しい性格」を表す描写が実は重要な伏線だったりするんだけど、そういう細かいところまで丁寧に作り込まれてる。
一気読みしてしまった。
残り2冊も読んじゃおう🎶