最近よく耳にする「リーディングスキルテスト(RST)」、みなさんはご存じですか?これは、教科書や新聞、辞書など、知識や情報を伝えるために書かれた文章をどれだけ正確に読み取れるかを測るテストです。単なる国語のテストとは違い、「基礎的な読む力」=“読解力の土台”を科学的に診断することが特徴です。
どんな力が測れるの?
リーディングスキルテストでは、読む力を6つのタイプに分けて測定します。
係り受け解析:文章の構造を正しく把握する力
照応解決:代名詞などが何を指しているか理解する力
同義文判定:2つの文が同じ意味かどうか判断する力
推論:文章から論理的に考えて答えを導く力
イメージ同定:文章と図表などを正しく対応させる力
具体例同定:定義と合致する具体例を見つける力
これらは、どの教科にも共通する「読む力」の基礎。RSTを受けることで、自分がどこでつまずきやすいかが分かります。
テストの流れは?
テストはWebブラウザ上で受けられ、所要時間は約35分。小学5年生から大人まで幅広く受検できます。問題は一問ずつ画面に表示され、正解すると次はちょっと難しい問題、間違えると少し易しい問題が出てくる“視力検査”のような仕組みです。
結果はどう活かせる?
テスト後はすぐにフィードバックがもらえます。自分の強み・弱みが分かるので、今後の学習のヒントにピッタリ。学校や塾など団体での受検が基本ですが、個人受検の機会もあります。
まとめ
リーディングスキルテストは、単なる「国語力」ではなく、すべての学びの土台となる“読む力”を見える化してくれるテストです。自分の読解力を客観的に知りたい方、学習のつまずきポイントを知りたい方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?