2006/10/20(金)13:11
温泉三昧の旅3 別府のホテル
実はこの旅行、当初軽い気持ちの日帰りで黒川温泉での露天風呂巡りの計画だったのですが、叔母達ともそうそう旅行にも一緒に行くことも出来ないだろうし、叔父が別府温泉に行ってみたいとも以前言っていたこともあって、急遽泊まりの旅行となったのでした。
別府自体は、私自身久しく行っていませんでしたし、以前もかなり廃れ感があったので、今は随分廃れてしまっただろうなぁという気もして、いまいちノリも悪かったんですけど・・・。
で、3日前に急遽宿泊先探し。
今回は煩い子供たちも年寄りも一緒ですから、安くてキレイ目な和室の有るホテルが狙い目。
特に、うちの子達は落ち着きの無い煩ささなので、他の宿泊客へ気兼ねなく過ごすためには、広々ホテルが一番なんですよ。
思いつくようなホテルをネットで探したり電話で問い合わせて見ましたがどこも満室。
この行楽シーズンの土曜日の宿泊なんて、空いているのはとーーーっても古そうな民宿風の宿か、とーーーっても古くて汚い大型ホテル、もちろんとっても高い割烹旅館も空いてはいましたが・・・。
贅沢は言わないんですが、夫の会社の保養所契約をしているところをはじめ、程ほどのキレイさでもってお手頃価格のホテルはどこも空きが無くて・・・。
散々調べ疲れて開き直りました。
『もうとーーーっても古くて汚い大型ホテルしかないなら、高い金額払うのも馬鹿らしいので、とことん安いとこにしよう!!』
と、的の絞り方を変えてみるとすぐに見つかりましたよ。
1泊2食バイキングの食事で和室で1人10000円。
土曜日の夜でこの価格で、よく見ると夕食時はジュースやコーヒーはもちろん、アルコールまで飲み放題!
露天風呂・展望大浴場有り、海際でもって別府温泉の中心地のホテル街に位置。
「じゃらん」や「楽天トラベル」でのくちこみ評価も高ポイントをマーク。
ホームページもかなりいい感じだし、ホテルの電話応対もとっても良くて好印象。
それに海側の景色の良い東館和室を準備してくださるとのこと。
どうです、すごいでしょ。
でも、覚悟してたんです。
ホームページには、ホテル全体の外観は載ってないし、和室の画像も小さいし・・・。
こういうノリのホテルは、実はホームページの画像のイメージは新館のみで、本館は幽霊や得体の知れない虫達が出てきそうな古さだったりするんですよね。
空調もきかなくて、カビ臭ーい臭いがたち込めていそうな予感。
食事も美味しくなくて、外で食べて来たほうが良かったねって後悔しそうな予感。
ホテルなのに、壁が薄くて隣の部屋の音や子ども達の立てる音に神経を使いそうな不安。
『とにかく、この価格だから何があっても仕方ないからね』と全員に申し送りをして向かいましたよ。
で、着いてみると、昔から有るホテルの割りにはキレイなんですよロビーが。
ホテル玄関前にいる人もフロントにいる人も親切なんですよ。
部屋に入ってみると、改装されていて、とってもキレイなんですよ。
カビ臭さも無いし、空調もきくし、音も気になりませんでした。
海が目の前で景色もいいし、ユニットのお風呂とウォシュレットのトイレも別々で、洗面所も十分な広さだし、部屋も液晶テレビですっきり。
新しい露天風呂も割りと小さ目でしたが、別府の夜景を眺めながら気持ち良く入れましたし、展望大浴場もキレイで、そこから見る海に浮かぶ朝日の素晴らしいこと。
食事は、バイキングですからお客人のワサワサ感は有りますが、結構種類も豊富。
お料理の補充もまめにされていて、特にカニとお刺身が人気ですぐに無くなるのですが、リクエストすると次から次に運ばれてきて子ども達も大喜び。
アルコールも、生ビールからワイン、焼酎、日本酒、洋酒といろいろ揃っていて、飲み方もいろいろ出来て、飲み放題ですから、大人も大満足。
私なぞは、生ビールをボタン1つで自動で注ぐ機械(セットしたジョッキが傾いてビールを注ぎ、元に戻した後泡だけ注ぎ足される)に感動して、ビール係を率先してしちゃいましたよ。
レストランでもそうですが、このホテル、どこで出会うスタッフもとっても腰が低くて愛想が良くて親切でとってもいい気持ちで過ごすことが出来ました。
だまされる覚悟で行きましたが、だまされるどころか価格以上の素晴らしさに狐につままれたような気分でしたよ。改装に改装を重ね、営業努力をされているのでしょうね。
翌朝のホテル玄関外では、沢山のスタッフの方に手を振ってお見送りしていただき、シティホテルのようなスマートさは無いものの、こんな親しみある温かい感じのホテルもいいかもーっと思いました。
ということで、ホテルの回し者ではございませんが、この「花菱ホテル」はお薦めです。
たまたまその日限定の特別プランとして「楽天トラベル」と「じゃらん」に出てたので、今見ると通常はもっとお高いプランだったみたいで大満足です。
まぁ、どこにしても悪い覚悟で行くのがポイントなのかもしれませんが・・・。
←ブログランキング