2007/01/20(土)14:41
「王の男」 期待が大き過ぎたかなぁ・・・。
暮れに行けず仕舞だったので、年明け早々に見に行って来ました。
韓国では相当凄い人気の作品だったようなのと、イ・ジュンギ出世作として話題だったので、随分前から期待していた作品です。
韓国人の友人からは、一緒に見に行って歴史的なこととか解説してあげると言われていたのですが、結局都合がつかず、待ちかねて1人で見てきちゃいました。
で、まだ会えていないので、面白味が少ないままの私です。
彼女も、ちょっとした歴史的なこととかが分かってないと面白くないかも・・・と心配してたんですよねー。
確かに、韓国での興行成績がそこまで良い理由が残念ながら見ても分からなかったんですよ。
なんとなく歴史的なこととかは分かったんですが、そもそもあの王様を笑わせた芝居自体がよく分からないんですよね。
幾度となくそういった意味深な芝居の場面が出てくるのですが、その笑いのツボや面白さ加減が妙にぬるく感じてしまって・・・。
例えば、見慣れない狂言を見て、その面白さをすんなり理解するのが難しいのと同じなのかなぁーと。
興行成績が韓国ほど振るわないのも、やはり馴染みの無い韓国の大衆演芸の妙味が理解できないので、映画全体の面白味が伝わらないんじゃないかと思いました。
そして、なんといっても注目のイ・ジュンギ。
どれだけの美しさを見せてくれるのかと期待しておりましたが、うーん、確かに彼はビジュアル的に相当美しいんです。
でも、私の期待した役柄とはちょっと違っていました。
左上の画像からすると、カム・ウソンが大柄で、イ・ジュンギがとっても華奢なイメージですよね。いろんなところで、彼のこのうっとりするような画像を目にしていましたので、勝手にとっても線の細い歌舞伎の女形的な彼を想像していたんですよ。
が、実際は左下の画像のように、カム・ウソンの方がとっても小柄で、かえってイ・ジュンギの体格の良さが際立ってしまって・・・。
他の役者さん達と並ぶと、華奢さは全く感じられない立派な体型なんですよね。
男役の時には魅力的な低く野太いセクシーな声も、もっとナヨっとなるのかと思っていたので、なんだかちょっと勝手にがっかりしてしまいました。
でも、やはりあの目は魅力的です。
カム・ウソンの演技に対しては、やはり安心してみていられますね。
それにしても、主演2人の人間関係も良く分からなかったのですが、あの2人の間に有るのは兄弟愛?友情?それとも恋愛感情?
現代劇と違って、至る所の微妙なニュアンスが全くつかめなかったので、こんな感想になってしまいました。
やはり、友人に助けを求めてみたいと思います。