こういう記事を見ると・・・・・・。
正直絶望感に襲われます。 →自殺者15年ぶりに3万人下回る うつ病、多重債務対策など奏功 内閣府自殺対策推進室は 「国や自治体などで進められてきた鬱病患者や多重債務者らへの自殺予防策が一定の成果をあげた」 と分析しています。 当事者からすれば、自殺で人生が終了してしまうわけです。 当事者じゃない大多数の人たちからすれば、「2,793人も減って善かった良かった」となるのです(勿論増えるよりは減るほうが善いことなんですけれど)。 そして、自殺者も人生を強制終了した(せざるを得なかった)人というよりも、2万7858人という自殺者の数字を形成するひとつに過ぎないわけで、ああそうですか、で済んじゃうことです。知らない人にとっては知らないでも済んでしまうことです。 自ら死を選んだ(選ばざるを得なかった)事情というものは、多くの場合考慮されないわけで。親族などでもなければどうでもいいことなんです。 (※逆に云えば、自殺した人にとっては、年間の自殺者が3万人超えようが越えまいがどうでもいいことなんですがね)。 話を戻します。 自殺者数が3万人を切った、というのは、せいぜい読者をその場で一喜一憂させてお仕舞いです。 そんなのは大なり小なり当然のことなのですが、その事実に愕然とするのです。 私にとって、自殺、というのが他人事ではないからでしょう。 もし私が自殺をしても、その年の自殺者数に+1されるだけなんだなぁと思うと、自分の人生というか、命というか、そういうものがあまりにちっぽけに感じられて(実際そうなんでしょうが)、とても哀しくなります。 病死だって事故死だって同様なんですけどね。 結局死んでも数字に+1されるだけなわけで。それが病死者数(例えばガンによるとか)か事故死者数かの違いに過ぎないわけで。 そういう考え方をすると、非常に、とても、虚しい気持ちになるのです。 したらな。