手記:視力矯正レーザー手術・その3(終)
手術は無事終わり、待合室でそーっと外を見たときの気分はなんだか100メートル走を全速力で走ったあとのような気分でした。そして会計を済ませ、明日の検査の時間を予約し、クリニックを後にしたのでした。知り合いに車で来てもらっていたので、その車まで普通に歩いていました。?ところが・・・?なんだか痛い・・??麻酔が切れる時間?ちょっと待って、普通に歩けないかも!涙が出るし、目を開けていても、つぶっていても痛いし・・でも目に触っちゃいけないし!なんとか車までたどり着き、しばらく走って、広々したパーキングに止めてもらいました。しっかし!痛い!コンタクトをしていて、目にゴミが入ったときもものすごく痛かったけど、比じゃない!でも考えてみれば、角膜をスライスしていて、それを縫いつけもせず(縫ったらもっと痛いか?)そっとかぶせただけなんだから、痛いよな~。でも分かっていても辛かった。もう少し長く効く麻酔がよかった~!車の中で、目を開け続けることも、つぶり続けることも出来ずに薄目を明けた状態で、文字通りのたうち回ってました。頭を抱えてみたり、体を伸ばしたり、でも痛みの余りリラックスできずに頭を抱えて・・・それがほぼ2時間強。長かった・・・やっとペットボトルの水が飲めるようになり、少し落ち着いてきました。そろそろと外へ出て、ゆっくり歩いてみて・・うん、大丈夫そう。まだ痛みで目をしっかり開けられなかったけれど、一人で歩くことは出来ました。この時の気分。・・2000メートルを全力疾走したような気分。ほんと、疲れた。体に力が入っていたのがほどけた気分。明けない夜、止まない雨はないのね♪といった気分でした。しかし、脱力。その後、もう夕方になってしまっていたので、食事へ。お寿司やさんで、壁に掛かっているお品書きがはっきり見えたこともまた感動。お寿司をいただきながら、安堵のため息ばかりでした。あ~、痛みが治まってよかった。見えるようになっていてよかった。手術直後で飲めなかったのは残念でしたが、飲んだらきっと回っていたでしょうね。夜寝るときは、プラスティック製の眼帯をテープで両目にとめて寝ます。朝、起きてビックリな顔です。案の定、朝起きて、しっかり眼鏡を探す自分。あ、いらないんだ・・と思って、眼帯をとり、恐る恐る外の景色を・・・曇りの日でしたが、素晴らしく明るく見えました。遠くの葉っぱの一枚一枚が見えるのではないかと思うくらい。とってもウキウキしたのを覚えてます。昨日痛かったのも何でもない事だと思えるほど、うれしかった。しばらくの間、見えるにもかかわらず、習慣で眼鏡を探したりしちゃう自分がいました。習慣ってなかなか抜けない。20年近い習慣だったからね。でも今は0.03だった視力の時、どう見えていたかが分からなくなるくらい。見えるようになってほんとによかったと思ってます。痛かったことを入れても。またあの煩わしい眼鏡・コンタクトの生活に戻るのはいやです。これから老眼も出ることでしょう。でも普段の生活で、眼鏡を使わなくて済むなら、わたしはこの方法を選んでよかったと思います。心から。執刀してくれた先生、ありがとう