2006/05/13(土)02:23
成田~パリ~ベルリン エルフラの旅
帰ってくるなりお酒バトンだったのでまだ書いていませんでしたが、ベルリンへのフライト、必ずしもすんなりというわけではありませんでした
まずは自分の失策を先に・・・。
今回はwebチェックインを前の日に済ませておいたので、荷物を出発1時間前までに預ければOKってことで、それほど急がずに家を出ました。それでもやっぱり、2時間前には成田に着いていましたけどね。前の日に送っておいたトランクを引き取り、前の日には詰められなかったパジャマなどの洗濯物や冷蔵品を詰め、どうみても重量オーバーなので宮崎で買ってきた焼酎を出してリュックサックに移し・・・などの作業を出発ロビーの片隅で行い、トランクをチェックインします。
秤に載せると・・・ん・・・22kgちょっと・・・OKがでました(汗)
背中のリュックは、その焼酎はもとより、醤油のペットボトル(1L)やノートパソコンも入っていますんで、相当重いです。
コインマッサージチェアに座って背中と脚をほぐし、各方面とメールのやりとり。
それからユニクロを覗いて(でも結局買わず)、5Fの回転寿司「海鮮三崎港」でちょこっと腹ごしらえ。
ここは何てったってイカが旨いです。食べたものの半分はイカでした。
もういいかげん出国して搭乗ゲートに行かないと・・・と、さすがの私もちょっとヤバッと思いながら、セキュリティを通り、出国。出国ゲートを通ってすぐ、ものすごく慌てた表情の地上係員が「エールフランスでパリへご出発のモリカワさま~」と叫びながら私の1メートル先を駆けて来るではないか。
「ハイ、私ですけど」
「お客様が最後のお客様となっておりますのでお急ぎ下さいっ!」
と、搭乗券とパスポートを取り上げられ、走れと促される。
いや、私がのんびりしてたのが悪いんだけどさ m(_"_)m、背中のリュックが重くて走れないんだってば~
結局は、飛行機のドアの前でもうひとりののんびり客とふたり、3~4分は待たされたんですよね。
あの時私が走ったとしても、私がそこで立ちんぼする時間が延びただけかと・・・(爆)。
ラストコールの放送をかけられはしなかったようですが(いや、私が気づかなかっただけかも知れない)。
さて、離陸してすぐ、機内にはクラスごとに様々なアナウンスがかかりますよね。
そう、クラスごとにアナウンスの内容が違います。
今回、ビジネスクラスのすぐ後ろのブロックだったんですが、どうもこの席配置と機内のスピーカーの配置とが微妙にうまく行っていないようで、私のすぐ頭上に見えているスピーカーからは当然エコノミー向けの放送が聞こえるのですが、その一つ前のスピーカーから、ビジネス向けの放送が、ほとんど同じくらいの音量で同時に聞こえるんですよ。混ざっちゃって何がなんだかわからない。これを三カ国語でやられるわけで、しかもその3つともが私にとって理解可能な言語だというのがこれまた困る(涙)。例えばフィンランド語とかのように自分がわかんない言葉なら聞き流すことも出来るんだけど、耳に意味を持って飛び込んで来ちゃうんですよね。
そのスピーカーは、ちょうど、ビジネスクラスとエコノミークラスとの境目のカーテンの真上にあって、どうにも仕切りようがないわけです。飛行機の構造上の問題だから解決のしようがないのはわかってるけど、とりあえず乗務員さんにひとこと知らせておくべきだよな~と考えて、アイマスクを配りに来た仏人男性乗務員に「両方が混ざっちゃって全然聞き取れないないんですが」と言ったんです。そしたらなんて返ってきたと思います?!
「それが何か問題なのか?」ですと・・・。じゃあなんのためのアナウンスなんだ(爆)。
「もちろん問題です」とは返しましたが、「そんなこと言われたってボクには何も出来ないよ」などと、無責任な答えが返ってくるばかり。今何も出来ないのはこっちだって当然わかってる、でもそれを機内設備への不満ということで会社に伝えることぐらいはできるはずだ・・・でもそこまで反論するフランス語力は私にはなく、呆れた目つきで彼を見送る。
そのあと、日本人乗務員とフランス人(♀)チーフが一緒に通りかかった際にこのことを伝え、とりあえず矛を収めました。
webチェックインが出来るようになったりして「進化したじゃん!」と思っていたのですが・・・やっぱり現場は変わっていませんでしたね(爆)。
機内食は、往路も復路も、それなりに満足できるものでした。
でもやっぱり、航空不況の影響で質が落ちているのは否めませんね。
私はたいていの場合、メニューの選択は「発地の料理を選ぶ」という原則に従っています。
つまり、日本発の場合は和食を、欧州発の場合は洋食を選ぶというふうに。
たいていの場合、そうしておけばハズレが少ないと思うのです。
今回もそれで不満は残りませんでした。
成田発の和食はマグロの竜田揚げとロールキャベツに白いご飯。
特に今回は、ご飯がとっても美味しかったです。機内食の米飯って、ベチャベチャで不味いものによく当たるのですが、今回のは美味しかった。日本での積載ということもあるでしょうし、温め方も良かったのでしょう。
そうそう、パリ~ベルリン便の冷たい食事で出た鶏肉(チキンではなくてターキーだったかも知れない)もなかなか美味しかったですよ。
あと、シャンパンが美味しいのはエールフランスの特筆すべき点かも知れません。
ワイン(赤)は、以前積んでいた私の大好きなカベルネ・ソーヴィニョンが姿を消して、メルローとシラーだけになってしまったのがちょっと残念。メルローもまあまあ美味しかったですけどね。
そうだ、日本発の便に限りますが、日本のビールを2種類積んでいました。
普段私はエルフラではビールは頼まないのですが、ワゴンにサントリーモルツとサッポロがのっているのを見つけて、思わず頼んでしまいました。道産子としては「・・・黙ってサッポロビール」(ホントは「男は黙って・・・」なのですが男じゃないんで)が本筋かと思いましたが、サントリーはモルツだったし、天然水仕込みという文字に惹かれてつい・・・(笑)ハイ、サントリーさんにはお世話になっていますし。
「お酒バトン」のほうでも書きましたが、美味しかったです。
日本でシェアナンバーワンの「あの」ビールを積載していないということに、私は高ポイントつけたいです(爆)。
パリでは珍しくターミナルFではなくCに到着し、何年ぶりかのC~Dの地下通路移動。
この通路は数え切れないほどの回数歩いたよなあ・・・。
ここには都合良く途中に薬局があるので、常備薬のビタミンB剤を購入します(これが何故か私の口唇ヘルペスに一番効くんですわ)。
ターミナルDの搭乗口の欠点は、椅子が少ないという点に尽きます。
私はそれを知っているので寄り道をせず早めに搭乗口に赴き、一旦確保した椅子は手放さずに搭乗までしっかり座り続けました。
ベルリン・テーゲル空港では、思いがけず自分のトランクが早く出てきてくれて、着陸が20:40、ターンテーブルの前に立ったのが20:50だったのですが、21:00発の路線バスに乗れました。素晴らしい。やはりベルリンの空港は小さくて便利ですわ。
翌朝、表を見てみると・・・昨晩は夜で気がつかなかったのですが、こ~んなに緑!(我が家の窓の外です)
出発の日はまだ丸裸だった木々が、半月留守にしていた間にすっかり生い茂っておりました。
スーパーには国産白アスパラも出ています。
春だなあ。