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10月27日20時41分配信 読売新聞
アイスランド政府が国有化した最大手銀行カウプシング銀行は27日、猶予期限を迎えていた円建て外債(サムライ債)の利払いを見送り、事実上のデフォルト(債務不履行)状態となった。 国有化された銀行のデフォルトは極めて異例だ。 サムライ債は外国の政府や金融機関などが資金調達のため日本国内で募集し、円建てで発行する債券。利払いがなかったのは、2006年10月に発行した500億円のサムライ債。利払い期限の20日までに支払いがなかったため、7日間の猶予期間に入っていた。 主要行すべてが国有化されたアイスランドは24日、国際通貨基金(IMF)と20億ドルの緊急融資を受けることで合意。しかし、資金はすぐに振り込まれないため資金不足に陥ったとみられる。アイスランドでは、国有化した他の銀行でも資金不足から決済に遅れが出ている模様だ。各銀行は欧州を中心に海外で積極的に資金調達をしており、今回のような債務不履行が続けば、世界に混乱が広がる恐れもある。 アイスランドのハーデ首相は27日、ロイター通信に対し、先に合意した国際通貨基金(IMF)からの20億ドルの融資に加え、北欧諸国やロシア、日本、欧州中央銀行などから40億ドルの融資受け入れを検討していることを表明した。 最終更新:10月27日23時27分 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月28日 06時52分00秒
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