2014/07/17(木)23:18
シンフォニック=レイン プレイ日記その69
ついに運命のアル訪問の1/1がやってきた
トルタはどんな気持ちだったんでしょうね、ドキドキ
【本日のあらすじ】
1月1日(日)(クリス視点はこちら)
鏡の前で、髪を下ろすのを私は躊躇っていた
もう迷いはないはず…今日という決別の日のため焼き上げたパンに、わざわざ自分を追い込むために書いたクリスへの手紙、準備は整っていた
出かける前、ニンナお婆ちゃんの前を通った時、目の見えないお婆ちゃんに全てを見透かされているような気がして仕方がなかった
突然、現れたアルの姿にクリスは嬉しそうだったし、現に嬉しいと言ってくれた
決して私には向けられたことのないその笑顔に、本来喜ぶべきその言葉に、私はトルタとしての感情を抑えるのが精一杯だった
一緒に教会に行き、お祈りをする…ナターレで同じことをした時から私は更にどれだけ嘘を重ねただろう
神に許しを乞うつもりはなかったが、誰かに自分の話を聞いて欲しく祈りを捧げた
家に戻って、アルも知ってる懐かしい曲をクリスのフォルテールで奏で過ごした時間は、今日の目的を忘れるほど楽しいものだった
そして最後に奏でた私達の卒業演奏用の曲…クリスのことを想い作った私の曲を弾いていたクリスに声をかけた時だった
「うん、トルタ」
その彼の返事に、一瞬にして力が抜け血の気が引いた
だが、それは正体がばれたことへの恐怖ではなく、むしろ歓喜ともいうものだった
自分の名を呼んでくれたことの喜び、そしてもはや偽る必要がなくなった安堵
だが、慌てて弁解するクリスの様子に、気付かれた訳ではないことに私はすぐ気付いてしまった
真実を叫びたい、もう一度私の名を呼んで欲しい…、一度溢れてしまった感情はおさまりがつかず、今日はもう帰ると答え逃げ出すのが精一杯だった
だが、腕を掴むクリスの怯えた子供のような目に、私は射すくめられてしまった
名前を間違えたクリスの真意、そしてそれに浮かれた自分に、私は今日ここに来た時の決意とは裏腹に戸惑っていた
帰り道、私の中には自分の名を呼んだクリスに対してひょっとしてという馬鹿げた希望が芽生え始めた
甘い考えだとはわかっていたが、私はその僅かな希望にすがりつきたい気持ちでいっぱいだった
明日見送りに行く、そう言うクリスに私は時間を伝え家に入った…、アルとして逢い全てを許すか、トルタとして逢いアルは許していないことを伝えるか
今夜は眠れそうもなかった
【今日の感想】
思った以上にトルタの抱いていた感情は複雑だったんですね…
クリス視点では、トルタが正体とはとても思えない反応を見せていたから、どうして涙を流したりしてたんだろうとか思ってたんですけどね
涙を流していたのは、本編中の言葉を借りれば、戸惑っていたんだそうです(笑)
自然と涙が出ていることに気付いた、って書いてるんだけど、よくわかりません(_≧Д≦)ノ彡
うれし涙でもなく、当然悲しい訳でもないのにどういうこっちゃ
「戸惑っていた」ら涙が流れるのか!!
もしくは涙が出たことに、自分で理由もわからず戸惑っていたのか、どっちかもわかりません
こう書きながら、何となくうっすらと気分的にはわかりますけどねぇ(笑)
ただ、嬉しかったって程度ではなく「歓喜した」とか表現されているんで名前を呼ばれた時は相当舞い上がっていたんだろうなぁとわかりますね
でも、単なる言い間違いとわかったら、結構突き落とされるような絶望なんだろうなぁ
それでも、また呼んで欲しいとむくむく希望が湧いてくる
トルタさん、全然クリスに未練たらたらですな(笑)
でも、そんなすがりつきたい気持ちがよーわかるんだよなぁ
でも、ばかげた希望がムクムク湧いてきたトルタさんの喜びようを見てると、クリス視点でどんだけクリスがアルに対して凹んでいたかを思い出して、二人の間のギャップがスゲェことになってて、凄くクリス君が哀れな存在に思えて涙が出そうな気分ですだ(≧∀≦*)