|
テーマ:ママの気持ち(578)
カテゴリ:ワタシノキモチ
私の嫁ぎ先と実家は、1200キロ離れている。
飛行機は好きじゃないけど、帰省にはたいてい飛行機を利用する。 はーちゃんが大きくなるにつれて、実家や親せきの人から 「はーちゃん1人で飛行機に乗って遊びに来たら?」と言われることが多くなった。 子供が1人で飛行機に乗って目的地に向かうことのできるサービスが、 各航空会社から出ているけど、 私は「それは絶対させませんから。はーちゃんを1人で飛行機に乗せることはありえませんから」と いつも断ってきた。 それはやはり、20年前の日航機墜落事故が大きく関係している。 あれから20年の月日が過ぎた。 あの日もとても暑かった。 あの日あの時あの時間、私は西武球場でチェッカーズのライブを観ていた。 家に戻ったのは22時過ぎ。 テレビのニュースは刻々と日航ジャンボ機が行方不明と報じていたような気がする。 そして墜落の事実。 私が夢心地で「フミヤー!!」と絶叫しているその瞬間、520人もの命が奪われていた。 そのギャップに、なんだか困惑していたのを思い出される。 後に新聞で見た犠牲者名簿。 中にはディズニーランドや筑波万博帰りに事故に子供も大勢いた。 30分あまりのダッチロールの中、 その子達は、どんなにか恐かったことだろう。 そして今日、1人でそのジャンボに乗っていた少年と、 その母親の葛藤を描いたドラマが放映されていた。 心が痛かった。 再び私は思う。 絶対子供1人だけで飛行機に乗せたりはしない。 万が一、何万分の一の確率で、そんな局面に出会ったしまったら 頼る人もいない機中、ひとりぼっちで、どんなに恐いことか。 乗るときは、必ず私も一緒。 母親になってからずっと貫いている思い。 日航ジャンボ機に乗っていたその少年の隣には、 子供好きな若い女性が座っていたことを今日はじめて知った。 ちょっとだけ、ほっとした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 14, 2005 04:46:35 PM
コメント(0) | コメントを書く
[ワタシノキモチ] カテゴリの最新記事
|