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カテゴリ:サンチャゴ巡礼2002
●サンチャゴ巡礼2002(その7・黄色い矢印)
「黄色い矢印に従って進むんだ。ボン・ボヤージュ!」。朝7時、巡礼宿の管理人さんに見送られてサン・ジャン・ピエ・ド・ポーを出発しました。これからサンチャゴまで、巡礼路は黄色い矢印⇒で示されています。 矢印は立派な標識とは限りません。家の壁の高~いところに描かれていたり、道端の石ころに描いてあったり、といろいろです。 ブルゴスまでの10日間でわたしは2度、この矢印を見失いました。一度は雨上がりのぬかるんだ畑に迷い込み、泥土にはまって脱出するのに苦労しました。長いあいだ黄色い矢印を見なかったら、あせらず後続を待つなどしたほうがいいかもしれません。 なかなか見当たらず、やっとの思いで矢印を見つけることもしばしば。意外に見つけにくいのが市街地です。やっと矢印を発見したときは、ホッとするのと同時に「なんだよ~、もっとしっかり案内板つけてよ~!」と思わないわけでもありません。 しかし、この小さな黄色い矢印をたどっていくだけで800キロも離れた場所に間違いなくたどり着ける! それだけでも感動ものです。 いったいこれまで、どれだけの人が矢印に導かれてこの道を歩いてのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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