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カテゴリ:サンチャゴ巡礼2002
●サンチャゴ巡礼2002(その11・一日の歩き方)
巡礼者は朝5時ごろから起き始め、まだ暗い中でゴソゴソ準備し、三々五々出発していきます。朝食は手持ちのパンやバナナで簡単にすませるか、しばらく歩いてからバルでコーヒーを飲んだりします。 朝のうちは寒いくらいに感じるのですが、そのうち気温が上昇してきます。早いときには昼前に歩くのをやめ、巡礼宿に入りました。午後、日が高いときに歩くのは非常に体力を消耗します。そのために朝の涼しいうちになるべく距離をかせぐのがよいでしょう。 歩いているうちはそうでもないのですが、宿に着いてしばらくすると身体中が筋肉痛におそわれます。宿ではみんな「イテテテ…」と足を引きずるように歩いていました。それはさながら野戦病院のよう…。はき慣れた靴にもかかわらず両足に大きなマメができました。 長い午後はシャワーを浴びたり洗濯したりして過ごします。疲れているので昼寝をする人も少なくありません。なんといってもシエスタの国ですからね。 シズル・マノーというところに泊まったときは、町に食料品店がなくて隣町まで3キロも往復しなければなりませんでした。5分も歩くと通り抜けてしまうような小さな町なので、レストランのような気がきいたものはありません。 「スペインで食事をするのはたいへんだよね」。去年に続いて2度目の巡礼だというアイルランド人のジョン君が嘆いていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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