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テーマ:おすすめ映画(4057)
カテゴリ:映画・TV
久しぶりに観たモノクロ映画で、舞台は1959年とあった。 私はすでに生を受けてたわけだけど、やっぱり昔なのね。 保険会社に勤めるバクスター(ジャック・レモン)の机の上には、 パソコンではなく、大きな計算機らしきものが鎮座まします、そんな感じだもの。 (でも、バクスターの机に載ってた回転名刺ホルダー、私の机の上にあるのと同じなんですけど…) 平社員のバクスターが、上司の情事用にアパートの鍵を貸して、 うまく出世しようと目論む話だけど、面白い映画だった。 出演者誰もが味があって、ムダがない役柄設定だと思う。 ジャック・レモン演じるバクスターはお調子者だけど、懐が暖かい人。 もちろん、不倫してるフラン(シャーリー・マクレーン)は、可愛い人。 若き日のシャーリー・マクレーンは、とてもキュートで魅力的だった。 ここ何年かのシャーリー・マクレーンが出る映画を何本か観てるけど、当時のキャラクターとは少々違う。 「愛と追憶の日々」では、娘を思う母役でさすがアカデミー賞女優、 「奥さまは魔女」では、ちょっと意地悪なママ、 「インハーシューズ」では、孫娘をきちっと見守る祖母と、 大女優へ成長してったわけかと、頷く。 余計な演出や場面はなくて、 ずっとBGMが流れてる。 こういうのが「映画」なんだなぁって、思う。 三谷幸喜は、こんな映画作りたかったんだろう、と何となく思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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