I listen to my heart

来日中のフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を観に、上野まで行ってきた。
夏休みに入る前、混雑しないうちにと、朝9時には上野到着。
上野駅付近の人の流れは、東京都美術館に向うのが殆ど(に見える)。
すでに開館していたけど、スムーズに入場でき
さほどの混雑感じないで、
「真珠の耳飾りの少女」の展示場所にたどり着けた。
ここでは、最前列でみるための列ができてた。
せっかく来たんだからと、並んだけど、
遠くからも絵は見えて、真ん前に来るまで
ずっと鑑賞できたので良かったと思う。
実物をみられて感激したけど、
ガラスのケースに入ってるせいか、ちょっと隔たりも感じてしまった。
最近とくにフェルメールの評価や人気がが高まり、
こちらの絵は、フェルメール作品でもとくに人気が高い。
他のフェルメール作品、デルフトの風景画も印象的だった。
この春、デルフトに旅して
あの景色がとても気に入ってたから尚更。
この展覧会では、
レンブラントからフェルメールまで
一部分に光をあてて描いた作品が展示されていて、
当時の技法が少し理解できた気がする。
満足して、外に出たら長蛇の列ができてた。
朝早く入場したのは、正解だったかも。

今回は、もう一つフェルメールを観る予定で上京してた。
同じ上野公園内にある国立西洋美術館で開催中の
ベルリン国立美術館展を。
こちらにも、フェルメール作品「真珠の首飾りの少女」が展示されてる。
フェルメールの作品が、二つの展覧会に出品されてるなんて
フェルメール・ファンとしては、絶対逃せないチャンス。
名画をこの目でみられて、ラッキーだったけど、
他の作品も目を瞠る物ばかりで、
レンブラント派の画家の作品「黄金の兜の男」が、とくに印象に残った。

二つの展覧会をじっくりみたので、疲れてしまったけれど
まだお昼過ぎ。
昼食を済ませてから、今度は新国立美術館のエルミタージュ美術展にも行ってしまった。
こちらは、まもなく閉幕するせいか、混み合ってたけど、
さすが、エルミタージュ！
時代毎に作品が展示されて、圧巻だった。
見逃さなくて、良かったと思う。
レンブラントの「老婦人の像」やセザンヌの静物画がインパクト大だった。

この頃、頻繁に上京してる気がするけど、
これからも観たい展覧会は目白押し。
日本にいながらにして、世界の名画を見られるなんて最高。
本来あるべき場所で名画鑑賞できれば尚結構なことだけど、
東京まで行けば、名画に出会える。
日本人って、とても贅沢