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カテゴリ:インド・ビカネールの旅
この城塞は16世紀末、ムガル皇帝アクバルの時代に築かれたものでありますが、その後のビカネールを統治するマハラジャたちもここを居城としていました。
そんな歴代のマハラジャの中でも一番精力的に活動したのが、今回宿泊しているガジネール・パレスを建てたマハラジャ、ガンガ・シン(1880年~1943年)です。 彼はなかなかの賢王であったらしく、軍隊を近代化する一方で司法を独立させたり、はたまた運河を建設したり鉄道を敷いたりと、ビカネールの発展に大いに寄与したようです。 そんな功績の一部が、この建物の壁に誇らしく描かれています。上から「汽車」「運河を行く船」それから「象の牽く乗合車」です。 ふ~ん・・・動力が象とは言え、公共交通機関ってとこが、当事としては斬新なものだったのでしょうかねえ。 さて、この中庭の周囲はぐるっと回廊になっておりまして、その天井を見上げますれば、そこには金箔(たぶん)で飾られた美しい模様がずぅーと向こうまで続いております。 おお、なんときれいなことよ・・・ もちろん壁や柱も装飾が施されていて美しいのですが、天井などはつい見落としがちですので、こういう場所ではおのぼりさん(表現が古い?)のように、大いにきょろきょろしながら見学しましょう。 では、この廊下をしばらく歩き、次は建物の内部へと入って行きましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.09.13 09:18:33
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