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ラクダ隊商隊長の西方見聞録

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ラクダ隊商の隊長

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2007.06.26
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この城塞は16世紀末、ムガル皇帝アクバルの時代に築かれたものでありますが、その後のビカネールを統治するマハラジャたちもここを居城としていました。

そんな歴代のマハラジャの中でも一番精力的に活動したのが、今回宿泊しているガジネール・パレスを建てたマハラジャ、ガンガ・シン(1880年~1943年)です。
彼はなかなかの賢王であったらしく、軍隊を近代化する一方で司法を独立させたり、はたまた運河を建設したり鉄道を敷いたりと、ビカネールの発展に大いに寄与したようです。
そんな功績の一部が、この建物の壁に誇らしく描かれています。上から「汽車」「運河を行く船」それから「象の牽く乗合車」です。
ふ~ん・・・動力が象とは言え、公共交通機関ってとこが、当事としては斬新なものだったのでしょうかねえ。

さて、この中庭の周囲はぐるっと回廊になっておりまして、その天井を見上げますれば、そこには金箔(たぶん)で飾られた美しい模様がずぅーと向こうまで続いております。

おお、なんときれいなことよ・・・

もちろん壁や柱も装飾が施されていて美しいのですが、天井などはつい見落としがちですので、こういう場所ではおのぼりさん(表現が古い?)のように、大いにきょろきょろしながら見学しましょう。

では、この廊下をしばらく歩き、次は建物の内部へと入って行きましょう。

​​​​​​​​現在インドの話題は「ラクダ隊商パインズクラブ」にて更新中です!​​​​





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最終更新日  2017.09.13 09:18:33



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