2017/09/13(水)11:44
インド:魅惑のゴールデントライアングルの旅・その33
アンベール城への坂道を象に揺られて登って参りまして、いよいよこれからその本丸へと向かうわけですが、最初に出迎えてくれるのがこの門です。
パステル調の色彩がなんともかわいらしいこの門は、入口の半ドーム状の天井に象頭神ガネーシャが描かれていることから「ガネーシャ門」と呼ばれています。
ヒンドゥー教の伝説によりますと、ガネーシャはもともと象の頭ではありませんでした。それが象の頭になったのにはわけがあるのです。
それは母神パールヴァーティーが水浴びをする間、門番をするように命じられたガネーシャが、父神シヴァをも門から中に入れさせなかったために首をはねられてしまい、嘆き悲しむパールヴァーティーのために、象の首を代わりにすげて再生させたということなのであります。
とまあそんな伝説から、ガネーシャは門を守る神として、入口に描かれることが多いとのことなのであります。
それではここから内部に入り、パールヴァーティーの水浴びを覗きに・・・いえ、そうじゃなくて、アンベール城の豪華絢爛たる装飾を見に行きましょう。
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