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カテゴリ:インド・乗り物
南インドのバスの話は以前にもご紹介致しましたが、一般的な乗合バスには窓ガラスというものがなく(まあ前面と後部には入っておりますが)、猛スピードで走るバスの車内は風がぶわんぶわん通り抜け、実にムキダシ状態で気持ちいいやら怖いやらといった感じなのです。
そしてそんな乗合バスの車内の作りというのも、これまたムキダシ状態でありまして、なんだかバスというより電車のような雰囲気なのであります。 たとえばスピードメーターを始めとする計器類が納まったパネルは鉄板で、その上のダッシュボードも鉄板で、運転手横のエンジンの盛り上がりのカバーも鉄板で、でもって天井も鉄板、壁も鉄板、床を除いて見渡す限りテッパンテッパンテッパンテッパン、もーいや!こんな生活・・・といったところなのです。 その昔、大日本帝国陸軍の小さなタンク(戦車のことです)は、その装甲の薄さから「ブリキの棺桶」なんていう呼ばれ方をされたらしいのですが、けたたましくクラクションを鳴らし、猛スピードで突っ走るこのバスも、そんな蔑称が付かないよう安全運転に努めてほしいと、関係各位に切にお願い申し上げる次第であります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.09.13 11:50:29
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