Cの時代~ポルシェの壁(1982-1987) 1970年代当初、強すぎるポルシェ917を締め出すため3リッタープロトタイプマシンによる競技が始まります。当初はマトラ・シムカやミラージュが活躍しましたが、1976年にポルシェが「936」という3リッタープロトタイプマシンの最適解を導き出すに至り、再びポルシェの独壇場となってしまいます。これではレースに対する興味が失われてしまうという危惧と、第一次オイルショクの影響でレース活動を控えているカーメーカーの「レースに参戦する大義名分が欲しい」という意見が相まって、レギュレーションに「燃費」を組み込んだ新しいスポーツカーレース、グループCの時代が幕を開けます。 燃料はこれこれしか使えないので、今までのように大排気量高出力のエンジンで只々速く走るだけじゃ駄目ですよ、というわけです。 この足枷によって、それまでトップを快走していたマシンがガス欠に陥って、目立たず淡々とペースを守って走行していたマシンが大逆転優勝するといったカタストロフィが生まれ、ゴールの瞬間まで気が抜けない面白いレース展開は空前の盛り上がりを見せるのです。 しかしグループCのレギュレーションを誰よりもいち早く読み解いたのはやはりポルシェで、傑作機「956」および「962C」によってル・マン24時間レースで破竹の6連覇を成し遂げます。 1982年 ![]() ヴィジョン1/43 ポルシェ 956 #1 ジャッキー・イクス / デレック・ベル 走破距離:4899.09km 平均時速:204.13km/h スポンサー:ロスマンズ(タバコ) 1983年 ![]() ヴィジョン1/43 ポルシェ 956 #3 バーン・シュパン / アル・ホルバート / ハーレイ・ヘイウッド 走破距離:5047.93km 平均時速:210.33km/h スポンサー:ロスマンズ(タバコ) 1984年 ![]() スパーク1/43 ポルシェ 956B #7 アンリ・ペスカローロ / クラウス・ルトヴィク 走破距離:4900.28km 平均時速:204.18km/h スポンサー:ニューマン(タカキューのオリジナル衣料)、ピエルラン・インペリアル(酒銘柄) 1985年 ![]() スパーク1/43 ポルシェ 956B #7 クラウス・ルトヴィク / パオロ・バリッラ / ジョン・ヴィンダー(ルイス・クラージェス) 走破距離:5088.51km 平均時速:212.02km/h スポンサー:ニューマン(タカキューのオリジナル衣料) 1986年 ![]() スパーク1/43 ポルシェ 962C #1 デレック・ベル / ハンス=ヨアヒム・シュトゥック / アル・ホルバート 走破距離:4972.73km 平均時速:207.20km/h スポンサー:ロスマンズ(タバコ) 1987年 ![]() スパーク1/43 ポルシェ 962C #17 デレック・ベル / ハンス=ヨアヒム・シュトゥック / アル・ホルバート 走破距離:4791.78km 平均時速:199.66km/h スポンサー:ロスマンズ(タバコ) ジャンル別一覧
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