多様化するパーワトレイン(2012-2020)ディーゼルエンジンでル・マンを席巻したアウディですが、ライバルもただ手を拱いていたわけではありません。さらに高まる地球環境への危惧から、より厳しくなるCO₂排出規制に対する自動車メーカーとしての回答も潜ませてポルシェとトヨタがル・マンに舞い戻ってきました。キーワードはパワートレインの多様化。ポルシェはダウンサイジングターボエンジン、トヨタはハイブリッドシステムという環境問題に対する自社技術の強みを最大限に活かすかたちでアウディ=ディーゼルエンジンに挑戦します。この三つ巴の戦いはまずアウディが3連覇し、続いてポルシェが3連覇そして最後にトヨタが3連覇と奇しくもまったく同数の勝ち星となります。アウディ、ポルシェが途中退場し9年と言うスパン全てで三つ巴というわけではなかったのですが、レース残り3分までレースをリードしたトヨタの初優勝が「アイ・ハブ・ノー・パワー!」の悲痛な叫びと共に夢と散るドラマまで用意され、ル・マンが「無事之名馬」であることの重要性を再認識した季節でもありました。 ミニチュアとしては、この年代はもうスパークの独壇場です。しかしながらLMP1クラスが自動車メーカー主体のワークスカラーだけになってしまったので、カラーバリエーションが得意なスパークのフットワークの良さが活かせないのが蒐集家には残念です。(逆に、お財布には優しい、とも言えますが)笑。 2012年 ![]() スパーク1/43 アウディ R18 e-tron クワトロ #1 マルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ 走破距離:5151.76km 平均時速:214.50km/h 2013年 ![]() スパーク1/43 アウディ R18 e-tron クワトロ #2 ロイック・デュバル / トム・クリステンセン / アラン・マクニッシュ 走破距離:4742.89km 平均速度:197.40km/h 2014年 ![]() スパーク1/43 アウディ R18 e-tron クワトロ #2 マルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ 走破距離:5167.13km 平均速度:214.90km/h 2015年 ![]() スパーク1/43 ポルシェ 919 ハイブリッド #19 ニコ・ヒュルケンベルグ / アール・バンバー / ニック・タンディ 走破距離:5382.82km 平均速度:224.20km/h 2016年 ![]() スパーク1/43 ポルシェ 919 ハイブリッド #2 マルク・リエブ / ロマン・デュマ / ニール・ジャニ 走破距離:5232.90km 平均速度:218.00km/h 2017年 ![]() スパーク1/43 ポルシェ 919 ハイブリッド #2 ティモ・ベルンハルト / アール・バンバー / ブレンドン・ハートレー 走破距離:5001.23km 平均速度:208.20km/h 2018年 ![]() スパーク1/43 トヨタ TS050 ハイブリッド #8 セバスチャン・ブエミ / 中嶋一貴 / フェルナンド・アロンソ 走破距離:5286.36km 平均速度:220.10km/h 2019年 ![]() スパーク1/43 トヨタ TS050 ハイブリッド #8 セバスチャン・ブエミ / 中嶋一貴 / フェルナンド・アロンソ 走破距離:5245.25km 平均速度:218.60km/h 2020年 ![]() スパーク1/43 トヨタ TS050 ハイブリッド #8 セバスチャン・ブエミ / 中嶋一貴 / ブレンドン・ハートレー 走破距離:5272.46km 平均速度:219.40km/h ジャンル別一覧
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