今年の総括ってことで、前回はベストモデルとして発売直後のベネトンを掲げたわけだが、そこには新発売のモデルじゃないとまずいだろうって縛りがあって、それを取っ払ったホントのベストモデルは実はこっち。

見ての通り、年代もドライバーもバラバラで、メーカー完成品あり個人製作品ありのフェラーリF1群。
手前から奥に、左から右に
タメオ 642 #27アラン・プロスト 1991年アメリカGP2位
タメオ F2003-GA #1ミハエル・シューマッハ 2003年プレスカンファレンス
BBR 412T1 #27ジャン・アレジ 1994年ブラジルGP3位
BBR F310/2 #1ミハエル・シューマッハ 1996年イタリアGP優勝
タメオ 126C4-M2 #28ルネ・アルヌー 1984年ヨーロッパGP5位
BBR F1-2000 #3ミハエル・シューマッハ 2000年マレーシアGP優勝
BBR F2001 #1ミハエル・シューマッハ 2001年マレーシアGP優勝
BBR F2004 #1ミハエル・シューマッハ 2004年カナダGP優勝
ルックスマート F2005 #1ミハエル・シューマッハ 2005年イタリアGP10位
タメオ F2012 #5フェルナンド・アロンソ 2012年マレーシアGP優勝
タメオ F10 #8フェルアンド・アロンソ 2010年イタリアGP優勝
タメオ F14 T #14フェルナンド・アロンソ 2014年アブダビGP9位
タメオ F15-T #5セバスチャン・ベッテル 2015年マレーシアGP優勝
以上13台。
もちろん、数台を除いてすべて純量産ミニカーで蒐集済みのマシンだ。
もちろん、そのほとんどが子供のオモチャに毛が生えたよーな悪名高きマテル・イクソ品。
故に、こういう買い替えが必要になってくるわけだ。
そもそもフェラーリのミニチュアモデルに対する姿勢がオカシイ。
マテルの契約が終わって、さあ!と思ったら今度はブラーゴ(怒)
どう考えてもミニカー=子供向け市場って意識だろう。
そこを頑として譲らない点はある意味エライもんだが、その裏でハイエンドメーカーにも版権許諾してるのは、もしかすると「ミニチュアとはいえ不特定多数が持っていいもんじゃねーんだよウチの商品は」的ブランド戦略があると思える。
んじゃ我らパンピーは出来の悪いマテルイクソで我慢出来んのかと言えばそんなこたぁ全然ないわけで。
始まりは、ショップのあんちゃんと話してて「最近のセコハン市場は凄いすよ」だった。
ためしにその店舗の近所のセコハン店に寄ってみたら確かに凄かった(笑)
定価の半額以下であれよあれよとコレクションの隙間が埋まっていき、近在のセコハン店をぺんぺん草も残らないくらいに喰らいつくして、オークションまで行きついた。
新品5桁は当たり前の世界に金銭感覚がマヒしてるところはあるだろうが、タメオBBRが半額以下どころか現行ミニチャンプスにちょっと毛が生えたくらいなら絶対買いだ、で集まったのが上のフェラーリ。
今や蒐集家の端境期である。
原料費や加工国の人件費高騰による価格高騰、さらには蒐集家の高齢化によりこの趣味を断念する方々が多々おられる。
そーゆーことで市場に再浮上した商品をすくい取るって流れが今年の私的トレンドであり、その結果としてのフェラーリ13台がベストモデルってわけだ。