いやまぁタイトルはかなり前、「夜は短し歩けよ乙女」のロードショー公開連動企画で「四畳半神話大系」の特別放送が始まった頃から決めてたんだが、肝心要の雨がなかなか降らなくってさ。
元ネタはアジカンの「迷子犬と雨のビート」で、これは7年前「四畳半神話大系」初放映時のオープニング曲であり、今回はシナリオアートがカバーしたバージョンを差し替えて放送してるわけだが、どっちかってえとアジカンオリジナルよかシナリオアートのほうがマッチしてるよーな気がするが、まぁそこらへんはのことは今回はどうでもよろしい。
ただ単に「低迷する跳ね馬」にうまくハマるフレーズってねーかしらん?ってことでひねくり出しただけだから。
で、じゃあその「低迷する跳ね馬」ってえのは何かっつーと。
タメオ1/43 フェラーリF92A "1992年南アフリカGP DNF"
#27 ジャン・アレジ
ご存知「速いクルマ(312T4)は美しいんだから、走る前から美しいクルマはどんだけ速いんだろう!」とゆーティフォッシの期待を物の見事に裏切った駄馬。
物事うまくいかなくなると、問題点をひとつひとつ地道に潰してインプルーブするという開発のイロハをまったく無視して、一足飛びに新機軸(単なる思いつきともいうが)をこれでもかと投入してさらに混迷の度合いを深めるってゆー開発あるあるにハマりこんだ一台。
新開発のエンジンはバカバカ壊れるわ、マシンのキモであるダブルフロアのためにラジエーターや補器類は高い位置に設置せざるを得ず腰高になったマシンは操縦性に問題を抱え、さらにダブルフロア化でサイドポンツーン切り離されたかたちのアンダートレイは完全に強度不足でコーナーリングでGがかかると変形しちゃってさらにハンドリングを悪化させた。
当然優勝はなく、アレジの3位表彰台二回がベストリザルトとドツボにハマった。
ここ最近の購入トレンドである訳ありの個人製作品で、当然訳ありだから現行ルックスマートプラスアルファなお買い得品である。
大分前にマテルのヤツを載っけてて「わりといいじゃんマテル」的なコメントしてんだが、やっぱホンモノを見つけちゃうとついつい手が出て買っちゃうんだな(笑)
訳ありその1は、そもそも元になってるタメオキットの問題であるわけだが、フロントウイングの吊り下げステーの向きとゆーか角度とゆーか、ステーが下がるにしたがって後退しなければならないところをキットのパーツは前進するように出来てる。
それゆえ本来フロントウイング前縁よりもノーズが出っ張ってるのが正解なんだが、このパーツのせいでツライチになっちゃってるんだな。
そのへんがわかってるツワモノは自分でパーツをいじくって現物合わせでフロントタイヤやノーズ先端との距離を調整してるんだけど、これは素直にキットを作りこんでる。
まあ、言われなきゃわからないじゃん、ではあるんだけど。
訳ありその2は、一応市販のディスプレイケースに納まってるんだが、そのディスプレイケースをしまっとく外箱がない。
なくても問題ないっちゃあないんだが、暗所保管するっつってもどうしたって日光や蛍光灯を完全防備できるわけじゃないし、特に赤は退色しやすいからね。
だもんで、最近マイブームのウェーブTケース改造を敢行してそっちに納め直す。
ネームプレートは例の如くアレジのメットデザインをアレンジしてよく出来ました(笑)