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studio PINE SQUARE

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2017.12.17
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カテゴリ:F1
​ ​「断捨離」って流行語がちゃんと実体を伴う流行になったもんで、我ら地獄のハイエナ軍団(謎)はそこに活路を見出すわけで、草木も眠る丑三つ時となればネット世界をうろうろ彷徨い他人の捨てたあれこれを嬉々として買い漁る日々。
発売当時に資金とか諸問題で買うことが出来なかった悔悟が執念と化すのがコレクターの本性とはいえ、数えてみたら今年も軽~く70台越えである。
そうすると中には「どうしてそうなのよ?そっちじゃないでしょうに」ってゆーのも出てくるもんで。
それがこの2台。



タメオとBBRの完成品。
買っといてなんなんだが、いろいろ言いたいとこもある。


タメオ1/43 ファラーリ412T1B "1994年ドイツGP DNF"
#27 ジャン・アレジ

 覇権を争い王座を競った641/2の継続開発に失敗し、アクティブサスなどのハイテク技術でも後れを取って混乱迷走していたフェラーリに天才ジョン・バーナードが復帰し作ったマシンは、一部でサイドポンツーンオタクといわれるバーナードらしいヘンテコだが美しいラインを持つマシンだったが、最悪のF92系に比べてはるかに好走するもトップを取れるほどの力がなかったのも事実。
悪い流れを断ち切るためF92系とはまったく異なる設計コンセプト(をもつデザイナー)で新風を吹き込むという方法論はある意味正解で、それが可能な人材としてバーナードはうってつけだったが、思うにこの頃のバーナードにはもうモノコック下面を積極利用するというはやりの空力理論にはついて行けなかったんじゃなかろうか。
他人の真似事を良しとしないデザイナーのプライドなのか延々と時代遅れのローノーズに拘り続け、結局数シーズンを無駄にした。
 将来の話はともかくも412Tである。
悪夢のイモラに端を発する空力レギュレーションの変更に対処するためにグスタフ・ブルナーがそもそも412T1が内含していた問題点を含めて大改良を施したBスペック(T1B)がドイツGPで1990年エストリル以来の優勝を遂げるのであるが、そこにはバーナードの意匠ともいえるサイドポンツーンは見事にざっくり切り落とされていた。
どこのチームにいっても他人の設計の尻拭いをさせられる運命で、しかも確実に元のクルマより成果の上がる改良が出来る、いわばマシン再生請負人と言っても過言ではないグスタフ・ブルナーの面目躍如といえるものだが、だからこそ412T1Bといったらベルガー車なんじゃねえの?
 買っといて言うのもなんだが(だってマテルエリートは持ってるがあれで満足できるかい?)、何故わざわざスタートして1コーナーまでしか走れなかったアレジ車なのよ?
これを作った誰かさんはよっぽどアレジファンなのか、よくわからずフェラーリだったらとりあえず27号車でいいんじゃね?だったのか。
しかもドイツだっつってんのにマルボロはねえだろって。
タバコ規制のご時世はタバコマークがありがたいって傾向にあるけれど、なんでもマルボロついてりゃいいってもんじゃないのよ。
実車第一主義者からいわせればドイツはバーコードでいいのよ、バーコードこそが正解。
良かれと思って大失敗ってハナシだよ。


BBR1/43 フットワークFA16ハート "1995年サンマリノGP 13位"
#9 ジャンニ・モルビデリ

 平成バブルの勢いに乗っかってカネに物言わせてF1チームを買収した赤白カラーに赤リボンで有名だったフットワークのなれの果て。
金づるだったフットワークが本業の業績不振で手放したチームを元のアロウズが買い戻した形だが、エントラント名はアロウズ、コンストラクター名はフットワークとゆーややこしい関係。
F1の分配金は確かコンストラクターに対して配分されるんで、無防備にコンストラクター名まで変更すると賞金(と遠征費用)が入ってこなくなるから、の対応だと思うんだが。
まあ、いずれにせよカネだけは潤沢な日本チームから貧乏所帯に転落してマシン開発は遅々として進まず、新車とは名ばかりの2年前の設計コンセプトじゃあポイント獲得もままならんだろうと思いきや、唯一の長所であるハートエンジンの信頼性を武器にサバイバルレースを生き残ってモルビデリがカナダで6位、最終アデレイドでは望外の3位表彰台を獲得。
その意味では#9号車の選択は間違いじゃあないんだが、F1オタクはFA16って言ったらそこじゃあないだろうと。
自他ともに認める「史上最低のF1ドライバー」であるところのタキ・イノウエ(井上隆智穂)がドライブする#10号車こそ本命。
 レースコメントで「誰それがインを閉めてぶつけられた」「普通にコーナーリングしてたら曲がれない速度で突っ込んできてぶつけられた」はよく聞くが「コース上にストップしたんでレッカー車に牽引してもらってたらオフィシャルカーに激突されてマシンごとひっくり返った(モナコ)」「マシンから火が出たからマーシャルに消火器借りて戻ろうとしたらレスキューカーに弾き飛ばされた(ハンガロリンク)」は長いF1史でもまあない。

~寸劇~
イノウエ「ヤバイ!エンジンから火が出てる!」
イノウエ「ウチのチーム金がないから燃えちゃったら大変だ、なんとかしなきゃ!」
イノウエ「そこのマーシャル、消火器貸してくれ」
イノウエ「よし、消化するぞ!」
レスキュー隊員「どけ、どけ!」





イノウエ「どわぁ~!!!」(轢かれた)



イノウエ「う~ん・・・」
レスキュー隊員「こっちでやるからオマエそこで寝てろ」
ブランデル「アイツまたなんかやらかしたのか?」
~幕~

 本人がほとんど無傷だから笑い話になってるが、一歩間違ったら死んでるぞ。
F1史上初めてコース内で交通事故死したドライバーじゃあシャレになんねー。
 こんなエピソード満載のイノウエ号こそコレクター魂をざわつかせるキラーアイテムだけど、今さら出来の悪いオニクスでもあるまいし(FA16ミニカーはオニクスのみ)、マイナー車ゆえに滅多に市場に出てこないから、9号車であってもそれがBBRで売りに出てるなら掬い取らざるを得ない。
 まあ、これにしてもアレジのドイツGP車にしても、元オーナーがそこら辺をよ~くわかってるからこそコレクションから処分対象にしたのかも知んないね(笑)​





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Last updated  2021.07.29 21:47:13
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