秋の夜長は
昨夜、模型屋に行く途中の電車の車窓からは摩天楼に浮かぶまん丸の月。これが十五夜中秋の名月、かどうかは知らないが、まぁ秋の夜長って言葉が似合う季節になったものよと、ぼえ~っと思ったもんだが、秋の夜長っちゃあ世間一般的には読書なんてものがイメージされやすいんだが私的には、秋の夜長はプラモだよ、プラモ。ガキの頃からそう決まってんだ。時間的には夏休みのある夏がプラモに向いてるシーズンと思われがちだがところがどっこい、夏の暑さにチマチマと細かい作業は向かないんだな、これが。息を止めて細かいパーツを取りつけたり塗ったり、汗がジトーって流れてきてもうむあぁぁぁあ!って(笑)湿気的にも、秋のほうがいー感じの時期だし、そんなこんなでプラモ始めたわけ。クルマやらガンプラやら劇場公開をひかえた今の時期こそのマクロスフロンティアやらいろいろ在庫はあるんだが、今の気分はAFVだよ戦車だよ。無心に組めて、サクサクとカタチになるんでノンストレスだからね(^^)ほんの数時間の集中で、ほれ、このとおり。 戦車模型の本流がタミヤからドラゴンに移行して久しいが、これはタミヤのIV号L/70。モーターライズとの兼ね合いでシャシーの寸法がインチキと陰口叩かれたいわくつきのキット。長く発売を望まれたIV号系の戦車ゆえ素直に発売を喜びゃいいのに、あまりに期待が大きすぎて逆に重箱の隅を突いちゃうってのはファン心理の悪い面だよな、今考えれば。確かに、無理矢理L/48と70(V)とコンパチにしたから、あっちを作るにゃあれが足りないこっちを作るにゃこれが足りないってゆーひどく中途半端なモンだし、そもそもキット名からして「JAGDPANZER IV L/70」って。。。(苦笑)でもね、これ(ミリタリーミニチュア)があったから今のドラゴン隆盛があるわけだしそれに、ドラゴンにしたってアカデミーやその他有象無象メーカーもひっくるめ全てのキットは言うなれば後出しジャンケンだから、タミヤに負けるわきゃないわな。初手から完璧パーフェクトが出てくれりゃそれに越したことはないけど、先駆は先駆のハンデがあって仕方ない、そーゆー評価をしてやらんといかんね。いや、いいキットだよタミヤのL/70。