2024サマリー
毎年恒例のミニカー年次総括。テレビや新聞の重大ニュースの如く、だいたい年末から新年にかけて一年を振り返るのが通常だろうし、当方もそうありたいとは思っているものの、年を追うごとに後ろにずれ込んで、ついに2月という有様。別に他の何かに時間を取られているわけでもないのに、なんとなく先延ばしという状況は、つまるところこれが老化ということなのだろうな(汗)。 さて、昨年に購入したミニチュア総数は40台であった。多少の起伏はあれど確実に右肩下がりで5年前と比すればおよそ半分となる。これは販価がうなぎ上りで、流石にあれもこれも欲しい(買う)というわがままが通じなくなってアイテムを絞る自主規制をしていることもあるが、主戦場であるル・マンやF1において欠落部分の穴埋めがおおかた終了したことも大きい。既発品を探してECショップ在庫やオークションを漁りまくることが減ったということだ。(だけれど、モノによってはスパークの新作を買うよりミニチャンやイクソなどの既発品で賄った方がベストな選択というパターンもあるから市場チェックは怠ってはダメなのよ)。 購入の内わけについては、相変わらずレースカーが9割5分を占める偏重ぶりは健在だが、じゃあ24年一番印象に残ったのは何?という事になると、実はロードカーだったり(笑)。京商1/43 日産スカイライン GTS-t タイプM 実車自体にスペシャルなストーリーがあるとか、商品として何かしらの新機軸があるとかそういう事ではまったくなく、パッケージを含めむしろ何のてらいもない昔ながらのロードカーの商品である。そういった製造サイドのトピックではなくて、単純に買う個人の「待ってました」感がCOTYの理由。 フェラーリやランボルギーニといったスーパーカーに憧れてミニチュアを求めるのとは別系統で、自分が所有している(あるいは過去に所有していた)クルマを手のひらサイズでという醍醐味もまたコレクションの重要な要素であって、そこにジャストミートというわけだ。 過去にはハイストーリーから4ドアやプリンス埼玉限定のタイプMR(32Rの意匠を加えたもの)が出ていたけど、それじゃなくて「素のGTS-t」が欲しいのよ、を体現してくれた点を最大評価(ボディカラーがクリスタルホワイトだったらモアベターだけど)。 免許を取得してから8台乗り継いだというのが多いのか少ないのか世の平均はわからんが、自動車工業会の2023年の調査によれば「1台の平均保有期間は7.2年であり、30歳から70歳まで自家用車を運転するとすればおよそ6台乗り継ぐ」らしいから、他人様よりちょっぴり多いということかな。残すところはU12ブルーバード4ドアHTとR33GTS25-t(前期型)。これまたハイストーリーから出てた(4ドアセダン、R33後期型)んだけど、いずれも「これじゃない」のよ、個人的に。こんなのはスパークからは絶対出ないから、ここは是非とも京商に商品化を熱望したい。