PINGEちゃん覚えガキ

2006/08/14(月)23:16

遠い夜明け

映画レビュー ~た行~(66)

◇◆◇ 2004/03/02 に書いた日記を基に再編集しました。◇◆◇ 1987年【英】Cry Freedom リチャードアッテンボロー 監督 デンゼル興味で選んだ作品ですが、これはやはり皆におすすめしたい映画でした。 舞台は70年代の南アフリカ共和国、新聞記者であるドナルドウッズ(ケヴィンクライン)はスティーブ・ビコ(デンゼルワシントン)という活動家に出会い、感銘を受け友情が育まれます。 ビコは、若者たちに自立への希望に目覚めさせたカリスマで、彼の発言は暴力を謳っていなくとも危険思想であると白人政府に弾圧されていました。 そして命がけで旅をしますが… そして、ウッズの闘いも始まります。 ウッズの著書「ビーコウ」(ビコ)が原作であり、夫妻でこの映画の監修にもたずさわっています。 実話で、重い内容ですが、しっかりとエンターテインメントに仕上がっていて、ハラハラしたり感動したりとても良い映画だと思います。デンゼルもクラインも名演技なのは言うまでもありません。 ウッズの勇気にはもちろん感服しますが、その陰で、5人の子供をかかえ(下の3人はヤンチャ盛りの男の子…(-д-;)ゾッ)夫と行動を共にする決心をし、やりぬいた奥さんをすごく偉いと思います。 彼らの努力にもかかわらず、南アは政策的にはアパルトヘイトを撤廃し黒人政府が誕生はしましたが、いまだに事実上は富める者=白人、その仕組みの中で植民地的な労働力として搾取される貧しい黒人、の図式は全く変わっていないということです。 まさに「遠い夜明け」皮肉なまでに素晴らしい邦題ではありませんか? 遠い夜明け(期間限定) ◆20%OFF!   やっ安い…

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