2006/09/13(水)00:24
チーム★アメリカ/ワールドポリス
2004年【米】Team America: World Police
トレイパーカー 監督(「サウスパーク」)
人形劇なのに18禁、世界の警察チームアメリカが手段を選ばずテロリストと闘う、ブラックジョーク満載のオバカ映画、という予備知識はあったものの、
(;°〇°)アングリ…
いやここまでお下劣・無節操・ナンセンスとは、おそれいりました。
外国で誤射しまくりのアメリカ軍を、
おとなりの将軍様を、
ハリウッドとハリウッド俳優を、
なかよし?のマイケルムーアも?!
徹底的にコケにして壊しまくる。その徹底ぶりには感服いたしました。
執拗なまでの猥褻さとビロウさには「ドン引き」でしたが、
そういう下らないシーンや、このバカバカしい作品自体に大まじめに取り組み、
プロ中のプロの技術を駆使して、手間隙を惜しまずディテールにこだわりまくって、
しかも人形の演技にはCGを完全に排除したとあっては、
呆れるほど脱帽です。
その辺の舞台裏は特典映像で詳しく語られており必見。(本編よりも必見。(爆))
トレイパーカー監督いわく、
「『パールハーバー』はコメディだと思っている」
「ブラッカイマー を茶化すつもりで撮ったけど、アクション映画の大変さがわかって、今ではブラッカイマーを尊敬してる」そうですよ。
どうでもいいけど彼のルックスは好きです。
こういう過激作品が本国でもバカ受けしてるというのは、米国民が低能だと憂えるべきなのか、
批判精神の現れだと楽観するべきなのか。
「ベンアフレックには演技学校が必要」「まっとでいもん」に大変うけました。
酒場のシーンと頭巾をかぶって妙な手つきをするスターウォーズネタ、
キルビルのネタもありましたね。
将軍様のサメは007かな。
よその国で人を殺しまくりながらチームの面々は色恋に夢中、これは今「24シーズン4」を見てるワタシにとってひとつのツボでした。
それにしても本家?「サンダーバード」の実写版よりよっぽど面白い、というのは実に皮肉だと思います…。