2012/03/31(土)01:45
チェンジリング
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2008年【米】Changeling
クリント イーストウッド監督(「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」「ミリオンダラーベイビー」「ミスティックリバー」「ブラッドワーク」「スペースカウボーイ」「目撃」「真夜中のサバナ」「パーフェクトワールド」「ダーティハリー4」「ファイヤーフォックス」)
《PG-12》
『1928年、ロサンゼルス。シングルマザーのクリスティン・コリンズ(アンジェリーナ ジョリー)は、9歳の息子ウォルターを女手一つで育てる傍ら電話会社に勤め、せわしない日々を送っていた。そんな彼女はある日、休暇を返上してウォルターをひとり家に残したまま出勤する羽目に。やがて夕方、彼女が急いで帰宅すると、ウォルターは忽然と姿を消していた。警察に通報し、翌日から捜査が始まる一方、自らも懸命に息子の消息を探るクリスティン。しかし、有力な手掛かりが何一つ掴めず、非情で虚しい時間がただ過ぎていくばかり。それから5ヶ月後、ウォルターがイリノイ州で見つかったという朗報が入る。そして、ロス市警の大仰な演出によって報道陣も集まる中、再会の喜びを噛みしめながら列車で帰ってくる我が子を駅に出迎えるクリスティン。だが、列車から降りてきたのは、ウォルターとは別人の全く見知らぬ少年だった…。』(allcinema online より)
何気ない日常が、不安のどん底に…。
そして、私はしばらく怒りに震えドキドキしっぱなし。
そうなんです。
子を案じるアンジーママの人間ドラマ…
かと思いきや(そうなんだけど…)
その当時の社会情勢を深くえぐっている社会派サスペンスであった!
(ん? もう知ってるって?)(^^ゞコリャマタ シツレイシマシタ)
本当に、むかつきました。
その分、後半はハラハラしながらもゾクゾクワクワクです。
すいません。表現力が稚拙で…。
ロサンゼルス(アメリカ)の、暗い過去、
女性がものを言えなかった時代、
ドラマ「コールドケース」でもこういう社会背景が取り上げられるたびに
先人の苦労に頭が下がる思いがします。
そしてとりあえず法の下の平等が確立した今をありがたく感じます。
ジョンマルコビッチ演じる権力と闘った牧師や、
虐げられながら歯を食いしばって抵抗した名もない人たち、
そしてあきらめなかった母親(アンジー達)に敬意を捧げたいな。
やはり、イーストウッド監督のは安心して観ていられる。
陰鬱でも苛烈でも、どこかに優しさを感じる。
テンポも小気味良く、無駄なカットがない、と感じさせる。